全国の修道女のみなさま
ついにというかなんというか、坂ノ下修道院にマリアさまを授かった。
FBページを見守ってくれてる人たちはこのプロセスを知っているけど、
いま思うと、いきなり「陶芸」と言いだした頃から、この流れが始まったんだと思う。
今年は焼物でアクセサリーを作ってみたい、(そもそもプレゼピオを作ってみたい、という発想から)
陶芸家の手を借りる前に、自分で試作してみた。
そんな過程の中で、わたしは自分の手で粘土を焼き、マリア像を作る手立てを発見した。
夢中になって、たくさん作った。
写真を撮ったら、お顔がそれぞれ違うことに気がついた。
同じ型からできているのに、不思議。。。。
そしてこれは、「無心」になって作らないと、「何か違うもの」というか、
わたしの満足いくものにならないこともわかった。
心がまっすぐでないと、きちんと切れないから、像が自立しないんだよ、本当に。
また、この「形」を持つまでは、「ただの粘土」であり、手でこねたり潰したり丸めたりできるものが
形を持った瞬間、「存在」に変容するということを実感した。
5人を並べてみた。
何かを話し合っているように見える。
ひとつのテーマについて、みんなで祈っているようにも見えるなあ、、、、
と見つめていた時、
なにかこう、なんというか得も言われぬものが、心の中に起きた。
あたたかくなってじーんとして、、、言葉では言えない。
いや言葉で言ってしまうことを好まないので、なんというか、、、、心がそこに吸い込まれるのを感じる「強い何か」という表現にしておきたい。
それで思った。これは数分間の真空状態。黙想に近いのだろうと。
それからまたひたすら作り続けた。
このマリアさまを欲しいという声が上がり、
そこで、どうやってお届けしたらいいのかな、、、と考えたときに
誰もが黙想できるようなキットにするのがいい、と降りてきた。
これを手にする人が、マリアさまの「会議」に参加できるような。
それでマリアさまの花園を作って、その中に像と、彼女の象徴である薔薇があればいいと閃いた。
やってみてわかったのだが、乾燥した植物を思い通りに配置するのはかなり難しいのね(笑)
試行錯誤の末、このような形でお届けすることに決めた。
お花はすべて造花ではなく、本当のミニミニのドライフラワー。
詰められるお花の色も種類も、薔薇以外はみんな違うものになります。
お手元に届いたら、花園から出して、並べてみてください。
穏やかな気持ちになると思います。
例のリアル観音さまが「ついに授かりましたね」と言ってくださり、
それが本当に嬉しかった。
ただ、これは作るのにかなり手間と時間がかかります。
というより、かけて作りたい。
量産体制を作ればいいという類のものではないと思っています。
なので、お届けまで少し時間をいただくことがあるかもしれません。
あと、
器の形状と金額も、当面これでいきますが、都度変更することになるかもしれません。
ゆくゆくはセッションをして、
ご自分で好きなマリアさまを選んでいただく
というのもやりたいと思っています。でもまだ先です。
ご縁のある方のところに届きますように。