ポルトガルに行った時、あちこちで見かけたのが、このモチーフ。
「小鳥に説教する聖フランチェスコ」のお魚版。
この方がお話を始めると、お魚さんたちまでもが聴きに来た、ということの寓意。
「餌をあげてる優しい人」という意味ではありません。
なんとなくユーモラスで、好き。
「だけど話があんまり長いとお魚さんたちが乾いちゃうから、短めにね!」
と思いながら、行く先々で写真に収めました。
特にこれがお気に入り↓
で、この方はどなたでしょうかというと、それが「パドヴァの聖アントニオ」。
日本ではそんなにお馴染みじゃないかもしれないけれど。。。
なんで「パドヴァの」って付くかというと、それ以前にいた聖アントニオとは別な方だから。
さらに、パドヴァは北イタリアの町なのに、なんでポルトガルでよく見るの?というと
この方は元はと言えばリスボンの貴族の生まれだったから、と後でグーグル先生が教えてくれた。
パドヴァで殉教。ゆえにパドヴァ、ポルトガル、ブラジルの守護聖人、とのこと。
パドヴァのアントニオ(wiki)
失くした物、結婚、縁結び、花嫁、不妊症、愛、老人、動物の聖人。
紛失物を探すお願いの言葉(お祈り)もあるみたいよ。
一方で、パドヴァの教会には彼の「舌」が遺物として安置されている。
(そーゆー、生々しいものをミイラ化して陳列して聖なるものとして崇めるってカトリックあるある)
「舌」ってつまり、彼のお話は、お魚さんたちまで聴いちゃうほど弁舌巧みだったからで、
ある意味、プレゼンテーション力、表現力にあやかる、思うことを上手に伝える、
みたいなことの方が、我々には納得できる感じがする。
そんなパドヴァから届けられた聖アントニオ。はるばる坂ノ下にやってきた。
これは装飾性が必要ないので、シンプルに身に付けられるようにしました。
後で商品ページを作ります。
必要な方に届きますように。
そしてわたしは、、、、
さっき家の中で失くした老眼鏡が、ここまで書いた後見つかったWWWWWWW
本気でウケた。
読んでくれてありがとう!
またね!