今日は音楽、というか「歌」の話。
酷暑にドロドロになりそうな今、すごくオススメしたいのがある。
松田美緒『クレオール・ニッポン』。
これ。CD+本。
ここから購入できるので、即発注して欲しい。
わたしが長々と説明するよりこれを見て欲しいんだけど、、、
ほっておいたら朽ちて、忘れ去られてしまうものがある。
作者不詳の歌はその代表。それは口頭伝承でもある。
それが、彼女の情感溢れる声と、めちゃくちゃ上質なサウンドで「保存」されているの。
声(音)は無条件にわたしたちの中に沁み入ってくる。
そして、たとえこれをわたしたちが歌えるようにならなくても、一度聴いたら、わたしたちの記憶の中に永遠に残る。
とにかく、この曲だけのために買う価値は十分ある。甘く切なく、心洗われるよ。
収録されているどの曲も素晴らしいんだけど、長崎「伊王島の歌」シリーズも格別にいい。
隠れキリシタンのお土地柄、マリアさまに向けられた歌詞に色々なものが見え隠れして、しみじみと泣けてくる。
そういえば、間も無くお盆。聖母被昇天の日。
静かに、祈りを捧げたい。
歌詞にはポルトガル語も出てくるんだけど、
ポルトガル語って難しいんだよね。歌うの。
独特のくぐもった母音と、「ス」じゃなくて「シュ」になるSの音とか。
わたしはマニアックな「耳の人」だから、そういうのがちょっとでも違うと心地よさを感じないんだけど、彼女の歌は本当に完璧。
ボサノヴァを歌ったこのCDもオススメ。
http://miomatsuda.com/382/
今日はそれだけ。
読んでくれてありがとう!
またね〜!