1968年生まれのわたしにとって、ものごころついた時に「ネスカフェ」はこんなCMをやっていた。「世界中どこでも」というコピーとともに。
こんなCMで見る「世界」がわたしにとっての世界だった。
世界はなかなかイイ感じだったから、いろんなところに行ってみたいとフツーに思った。
実際、いろんなところに行けたから、思えばイイ時代だった。去年までは。
ところで、
先日ものすんごい勢いでマニアックな商品情報を探しに探して
(あ、ちなみにわたし「ものすごい勢いで」となったら、本当にものすごい勢いだよ。多分ADHDというやつだと思ってるわ、どう考えても。診断されてないけど。だからって別にどうでもいいってゆーか、笑いのネタに過ぎないけど)
そして長年探していたいくつかのものを掘り当てた!
ファティマのアズレージョもそのひとつだけど、他にもいくつか。
例えばこれとか。見たらわかるけど職人のハンドメイドよ。
いやーーもうずーーーーっとこーゆーのが欲しいと思っていたから、めっちゃコーフンして即座にコンタクトしてみた。取り寄せられるかどうか。
どこにって、ブラジル!まだ見ぬ心の故郷よ。
何度もやりとり往復して、とりあえずサンプルとしてわたしの好きな商品いくつか仕入れてみることにしたの。
その前の日は、Etsyから偶然、ポリマークレイのツール類を売ってるめっちゃいいデザインスタジオを2件発見して、
そーそ!こーゆーのを探していたんだよ!となって、ガバッと購入。
どこからって、ロシアよ。
でさー、そんな初めてのコンタクトの中にも、
「コロナの件そっちはどう?」が「時候の挨拶」になっているんだよね。
わたしさー、それさー「なんかいいじゃん!」て思ったんだよね。
だってさー、いまだかつて、「世界中どこでも」知らない人同士が、利害関係のないたった一つの話題で「そっちはどう?」なんて、あり得なかったよ!
まるで心温まる話かと思ったよ。ちょっと牧歌的な気がして。
昔ネスカフェ、今コロナ
一人でじわじわウケてしまったWWWW
ま、インスタントコーヒーも飲まないワタクシ、ウィルスだってどうでもいいですけどね。
考えたらわたし、コロナ以降、今まで考えもしなかったところに「ひょんな事から」取引先を広げてるわよ。
「関税」というものがムカつくけど、むしろ、前より楽しいことが増えてるな、ってことに気づいているの。
もし自由に渡航できる状態だったら、「まーどっか行った時に探そう」で終わってたと思うの。
で、そんな「どっか」にロシアなんて、まず入らなかったもんね。
ま、オンライン飲み会とかより、好きなもの、きれいなもの、わくわくするものをずーーと探し求めてる時間の方が、わたしには大切。
やろうと思ってることがてんこ盛り過ぎて、飲み会とか、もはや必要としてないんだわ。
家にいてアルコール摂取量が増えたっていう声もよくあるけど、わたしなんか年々歳々、減る一方。
何のストレスもないもんね。
でもね、
わたしもう一生フランスなんかに行けないかもしれない。フランスじゃなくても。
検査必須、ワクチン打ったら証明書くれて、証明書があれば渡航可能、とか、そんなことになるんじゃないかと思ってる。
はっきり言って、遅かれ早かれ、そんな感じでしょ。
こんだけ人がころっと信じちゃう国だと、簡単にヨメるわ。
だけどワクチンと見せかけて、あんたそんなもん、、、、ねえ?
ま、いい時代だったわ。世界中がネスカフェの頃はね。
おっと、
こんな時は「(意味のない)人の繋がりを増やす」とかよりも、
自分が本当に好きなことをいくつ持てるか、一人でできることをどれだけ増やせるか、
そっちを探求した方がよっぽどいいと思うよ。
という話でした。
じゃ、またねー!