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いばらの冠とそれに象徴される世界よ、さようなら


前回からの続きを時系列を追って書きたいところですが、今の今、リアルタイムでの話を先にしたいのでそうします。

 

実は今週、毎日実家に行き、植木屋のごとく庭の手入れをしている。この5日間で、3本の木を切って刻んだ。

それには理由があるわけだが、今日わたしは、決定的な仕事をした!と思った。

それはカラタチの木を切ったことだ。

 

 

カラタチを切ろうと思ったのは昨日のことだった。この木が龍脈上の一点を占拠していて、梅の古木に干渉している。

わたしの名前「香織」は、わたしが生まれた日にその梅が香っていたことから祖父が付けた。

今になって言われてみりゃその梅はくねって龍のような姿をしている。

 

からたち日記 by 島倉千代子

的な雰囲気から程遠いこの木の棘を見ていたら、わたしはこれをどっかで見たことがある!と思った。

それはジーザスの頭につけられたいばらの冠。もちろん、それ的な展示物をどこかで見たことがあったと思うけれども、その意味で言っていない。

過去生の記憶的な話をするとめんどくさいし話すことでもなかろうから割愛するが、あの冠はこれだ、確かにわたしは知っている。と思ったら、「もう必要のないもの」だと同時に思った。

 

カラタチの棘は「棘」というより「釘」に近い。非常に硬く、鋭利で、しかも小さなものでも肌を刺す。

こんなものを被せられた方も大変だが、これを作った者も、被せる役の者もそれなりに怪我をしただろう。作ったのはどうせ奴隷に決まってる。

みんな、誰かの命令によって。命令に従って。

人間の残忍さ。盲目さ。手のひら返し。無知性さ。

 

いばらの冠が象徴する世界がわたしは大嫌いだ。

またこの冠をシンボリックに使っている教会組織がわたしは大嫌いだ。

わたしたちはもう宗教を必要としていない。そんなものはもういらない。

マリアグリッドが象徴する世界。「あんな小さなもの」が効力を持つ世界に、宗教は必要ない。誰でも、アホみたいに簡単に「恩恵」を受けられ、またその効力を行使することができるこの時代。

罪とか贖いとか。

いい加減にしてくれ。

非常に淡々とした気持ちで、伐採を決め、本日実行した。

 

木そのものに何の罪もないものを、切ってごめんなさいねと心の中で言いながら、ノコギリを引きまくった。木は素直に切らせてくれたから、苦労はなかった。偶然にもバラ用の長い革手袋を入手もしていた。

こんなものをシンボリックに使って、長きにわたって人を洗脳しやがって、その実態はなんだっつーんだよ。全部暴かれろ!

と思って、棘という棘を全部落とすことにした。わたしの中でそれは儀式だった。

 

しかしどうしてこんな木が、あんな場所にあったのかなと思い起こすに、

蘇った記憶は、わたしが小学校卒業の時、記念植樹みたいなのがあったんだということ。いくつかの選択肢の中から、わたしが選んだのがカラタチだった。ちょうちょが寄ってくるから、という理由で。

当時、庭は今よりもっと景観的に整備されていたので、祖父は悩んだ挙句、今の場所に植えてくれた。

ああ、そうなんだ。

自分で選んで、自分で始末したんだ。

思えば「世間並み」に合わせなきゃいけないのかな、という無駄な努力の始まりが小学校だった。

それ自体がわたしにとっては自由を妨げるいばらの道だった。

また、父が死ぬ前に「神は俺一人に罪を押し付けやがって」と言っていたのも思い出した。

儀式が終わったら、雨が勢いよく降ってきて、わたしは一人ショーシャンクみたいに天に向かって手を広げた。

 

 

切り株には「赤いぶどう酒」を、と思ったが開封するのがめんどくさいので、その辺にあった飲みかけのロゼのボトルを注いだけど、勘弁してもらえたと思う(笑)

 

 

さようなら、いばらの世界。

なう、わたしはただの平民、ただのオバハンとして、この手でそれを葬った。

 

 

読んでくれてありがとう!

またねー

 

 

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