そーゆーわけでありますからして、現在この作業場には、おびただしい数のマリア像とともに、おびただしい数のアゲハの幼虫さんがいるわけでして、
冷静なお方がご覧になったら、ま、はっきり言って
町工場以上のカオス
でありましょう。
つまり「この人頭おかしい」の典型例ですね。ええ、ええ、そうでしょうとも。
しかし立派なオトナとなった醍醐味とは、
どんなに頭おかしいと思われようと、ぜんっぜん平気!
と好きなだけ没頭できるところにございますよー。
人サマに「マトモ」と思われるために生きているわけではございません。
そして毎年毎年この、幼虫さんを保護する季節は、決まって
虫愛づる姫君
の話を思い出しては、ひとかたならぬシンパシーを覚えるでございますよ。
平安時代でしょ?その姫君。
実在の人物なのかなー、、、、、と考えを巡らせるに、どう考えても「わたしそのもの」としか思えない。
「そうであっても、外聞が悪いよ。人は、見た目の美しいことを好むものだ。気味の悪い様子の毛虫をおもしろがっているそうだと、世間の人の耳に入るのも、たいそうみっともない。」と申し上げなさると、(姫君は)「気にしません。全てのことを究明して、終わりを見るからこそ、物事ははっきりとわかるのです。(見た目などと)とても幼稚なことです。毛虫が蝶となるのです。」(と、)毛虫が蝶になり変わるところを、(実物を)取り出してお見せになった。
「衣服といって人々が着るものも、蚕がまだ羽のつかないうちに作り出して、蝶になってしまえば、全く相手にせず、役立たずのものになってしまうのですよ。」とおっしゃるので、(親たちも)言い返すこともできず、あきれている。
手に取るようにわかるこの心理WWWW
って、彼女の言ってることは真理だよ。
だけど、もしこの姫君に会ったら仲良くなるかっていうと、別にお互い分かりきってるから特に話すことはないんだろうな
お互い、虫自慢するってガラでもないわけだしね
と思ったら、なんかじわじわウケる。
どーでもいいけど、
この人たち(幼虫さん)の行動ですんごい面白いと思うのは、
自分の行く手に糞があると、めちゃ怒るんだよ。
自分で糞をくわえて、ポイッて遠くに投げるんだよ。
神経質な人はかなりの量を片付けないと気が済まないみたい。
普段木の上にいるわけだから、目の前に糞がある状況ってのが許せないんだろう。
・・・・だから床に落ちた糞を毎日掃除してやってるわけ。
でもさ、糞ていっても、原料は「100%山椒」だよ。
姫君様なら、それは侍女の仕事だっただろうから、そりゃ陰でブツブツ言われるだろうよw
ま、なんでも古典て面白いよね。
ほんとどーでもいい話w
ほなまた!