自分が気分良くなるために行く場所ってあるよね。
美容室とか、エステサロンとか。料理屋もそうだけど。考えたら温泉もそうだわ。
超わたし個人の考えだけど、
ある程度の水準の技術提供であるならば、要するに並外れて「下手」とかじゃなければ、まあ、どこもそんなに、大して変わらないわけです。
例えば美容室がサービスとしてカットの後に「リラクゼーション」と称したマッサージを提供しても、それが差別化要素(=その店を選ぶ圧倒的な決め手)になるわけじゃない。
ほんとにマッサージが必要ならお金出して、マッサージ屋さんに行くから。
例えばあっちの店の方が1000円安いから、なんていう理由でそっちに行ったりもしない。めんどくさいし。
で、我々クラスのオバハンになると「近いから」「便利な場所にあるから」は、かなりなポイントだったりして、
大抵の場合「差別化」なんて、店側が考えてる安易なポイントとは違うところにあるんだよね。
一方、仮に大枚叩いてでも、絶対そこに行きたい!と思う「絶対的な差別化力」を持った場所ってどういうところだろう?
っていうのを考えてみたら、答えは簡単に出た。
わたしにとってそれは、つまり「対話力」だ。
「対話」ってのは、それだけでピンで成り立つ「サービス」なんだって思う。
日本語の「サービス」と言ったらタダで提供するおまけとか、「サービス残業」とか「家族サービス」とか、わけがわからなくなるけれど
要するに「商品」だってこと。
食べに行って、ベラベラ余計なことを喋りすぎる店主とか、ほんとどーでもいい上っ面の相づちが繰り返される美容師、
店主の思い込みの上に勝手に突き進むどうでもよすぎる話、、、、
そういうものが、わたしにはもはや、ちょっとした苦痛でさえある。
で、そういう苦痛がゼロというだけでも、むしろ有難かったりする。
もはや、一般的な固定観念の上に立った人の話が全く面白いとは思えない。
ましてや「ヒーリング」とかを提供している人から出る話が、固定観念バリバリだと、かなりやりきれない。
話題はなんでもいい。その人と話していて、何か腹の底から腑に落ちる(あれ?馬から落馬、的な!)とか、何かに気づく、みたいなことが起きればさらにいい。
で、「そこに行ったら、その人と会話したら、必ず何かが腑に落ちる」みたいなことが約束された店なら
「何があってもそこに行きたい!」という気持ちを強く持つんじゃなかろうか。
だって、絶対に気分が良くなるもん。
・・・・・みたいなことを、なんとなく考えた。
てか、バーバルコミュニケーションの限界について考えたってだけの話かな。
別に無理に話さなくてもいいことなんて、たっくさんある。
そんだけ。
ほなまた