今年も終わろうという本日、鎌倉は十二所の明王院にて、最後のお不動さま縁日、護摩法要へ。
「大きな声で一心不乱にお経を読む」ということが、どれほど気持ちの良いものか、みんなも一度やってみるといい。
そしてわたしはあることに気づいた。
経本をめくりながら、以前(数年前)は、息が続かなかったし、口がカラカラに渇いた。
でも今は、自分の声の振動が仙骨に伝わるのか、非常に多くの唾液が出た。また息継ぎを意識しなくてもスラスラとどこまでも声が出る。
そして儀式の中盤以降に導入される大きな太鼓の音と振動を受けたら、わたしの出す声の音域が変わった。
そもそも声がそんなに高くないから、お経を読むとなれば女性としては低めの音域で全然いける。いわば腹の方から出る声だ。
けれど、太鼓後は、意図せずその声が胸(ハートチャクラ)から出て、少し高くなったのを感じた。
面白いからもっと高い音が出るのかやってみたくなったが、あまりにアホな音域で調子っぱずれになっては失礼だから自制した。
この太く、脊髄に振動する太鼓の音。
今年は恒例の七面山にも行かなかったゆえ、この強烈な野太いビートを得て、わたしの身体が喜んでいるのを感じた。
ところで明王院は大好きな場所なのに、考えたら2年ぶりか、もっと長い間足を向けていなかった。
このお寺のご住職ファミリーにはこの10年間、大変お世話になってきたのにあまりにも無礼な話だと、実はいつも思っていたわけだが、本日滑り込み的にご挨拶することができた。
「あなたちっとも顔を出さないで!」と言われても仕方がないような話なのに、顔を見るなり歓迎してくれ、元気そうだね!と声がけしてくれる人々の、計り知れない懐の深さに、感じ入るところ大だった。
このようにして、わたしは常に何かを学ぶわけだが、翻ってどれほど実践できているかを考えるとガックリくる。
未熟であることを知るわけだ。
そう、この年の瀬はいろいろと、
自分が未熟であることを知る
が図らずしてテーマとなった。
来年は、未熟であるところを少しでも満たしたい。いや、ガバッと満たしたい。
満たしたと思っても、どうせまた次なる未熟さ、未達さを知ることになる。
わたしは結構、そういうのが好きだ。
謙虚さとは、尽き果てぬ未熟さを追うことだとわたしは思っている。
ところで、護摩法要には景花を誘い、2人で行ったのだが、考えてみれば卒業以来大して会うことのなかった我々が、再び親交を深めるきっかけになったのもこのお寺だった、
と境内についてから気づいた。
311の震災後、わたしは鎌倉の若手のお坊さん方の協力の元、写経会などを開催して収益を被災地に寄付するというような活動をしていて、このお寺で開催した時に、景花が突然参加しに来てくれたのだった。
それから約10年して、よもや彼女が実家の近所に越してくることになろうとは。
不思議なものだけれど、特に不思議とも思っていないのが不思議なものである。
もう、いちいち驚かない。
それにしても、今年彼女が越して来てくれたのは、わたしにとって、ほんとうによかった。
まるちゃん(母)とも馴染んでくれ、わたしが不在でも実家に顔を出してくれたりして気遣ってくれているのは実に心強く、有難い。
何より物理的に距離が近ければこそ実現できるいろんなことがスムースだ。
・・・と考えると、このお不動さまが再度結んでくれた縁、これが仏縁というものなのかなと、マリアさまを作りながら思うわけである。
あっちの世界は心が広く、テリトリーなど気にせず、必要な力を惜しまず貸してくれる。
区分けを気にしているのは人間だけ。実にアホなことである。
そんな彼女が今日の体験をまとめた素晴らしい文章はこちら。
それから、「コンフォートゾーン越え」のコンテンツは彼女のサイトで販売することになったので、お知らせしておきます。
必要な人の背中をゲキ押しする内容になってます。
逃した人は、こちらから視聴できますので、ぜひどうぞ!
「今の現状を、何らか変えて行きたい」と感じている人に、観てもらいたいです。私の実例を全開示してます。いい加減、前に進みたい!本当の自分の願望をかなえて行きたい!という人達を後押しします。
◉ 自分の過去、現在、未来に当てはめながら振り返りと共に、創造していくヒントをいただいた感じです。
◉ 実体験と理論と盛り込んでくださって、身に迫ってお話聞けました。
◉景花さんの話が、誰の話?と思うほど、自分に当てはまり、かおりさんの突込みにドキドキしました。等々、講座参加者の声、多数いただいています。(ありがとう!)
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あなたは「もっと◯◯だったらいいな」と思うことが、一つでもありますか?
そう思った次の瞬間に「でも、私には⬜︎⬜︎だから、無理」と打ち消していませんか?
それは「文句を言いながらも、現状を自ら変えない」コンフォートゾーンに留まっているだけかもしれません。
その場に居続ける限り、いつまで待っていても何も起こりません。
ほなまた!