何をしに行くのかさっぱりわからないまま、渦が森断層に行くとだけ決めたら、六甲比賣神社も行った方がいいよ、と誰かに言われた。
なんやそれ?と、まったくわけわかっていない六甲は、ちょっと調べたら磐座の宝庫だったと知り心踊る。
俺は「イワクラー」。グーグルマップ上に、見たい磐座をプロットして、あっという間に六甲に詳しくなった。
確かになー、「神の戸」と書いて神戸。
でもどうしてなの?最近読み漁ってる磐座関係の本に、驚くほど六甲のことは記載されていない。
今やグーグルマップはわたしの親友にして最も有能なアシスタントだ。
や、反対かも知れん。
「因縁探偵」も、グーグルマップ氏の存在なくしてはありえないから、こっちが使われている身分かも。
わたし、地図なんか1日中ずーーーーーーーーーっと飽くことなく見ていられるよ。あらゆる情報の宝庫と思ってる。
ところで出発の前日に、どーゆー経緯か忘れたが、突如知ることになったのが「神戸層群北端」というもの。
これはやばい。絶対に行かなくてはいけない。
三木というところにある。どこだかさっぱり知らないけど、あっという間に住所は特定した。俺の地図スキル!
今回のツアーは、瞬く間に神戸チームが結成され、「クルマ出します!」と申し出てくれたり、予定を調整して何日目に同行します!と言ってくれたりで
ほんとうに有り難く、めちゃくちゃ感動した。
何しに行くのかわからないのに「乗った!」と言ってくれるノリ一発。まさにグルーヴ!
この心やさしい人たちは、伊丹空港で待機しといてくれると言う。
つまり最大の問題はわたしが早起きして飛行機にちゃんと乗れるかどうか「だけ」となった。
そして実際、それが最大の難易度で、最も危険な賭けだった。
が、奇跡がもたらされ、ちゃんと起きた。
そういうわけで、伊丹に着くやいなや、一路「断層」を目指すという
何?わたしまるで大統領じゃん!
と思ったのもつかの間、
クルマは高速乗った瞬間、覆面パトちゃんにとっつかまったWWWWWWW
そして「トイレ行きたかったんです〜」という小芝居も通じない、情け容赦のない世界を思い知った。
そんなわけで
意気消沈していた我々だったが、断層に到着した瞬間、みんなの振動数が爆上げされた。
神戸層群
神戸層群(こうべそうぐん)は、淡路島北部から現在の神戸市西区、須磨区から淡河、吉川、三田あたりまでの北神地区周辺を中心として広がる地域に、新生代古第三紀始新世末から漸新世にかけて形成された地層。保存の良い海生・淡水貝化石や陸生植物の葉や材化石が産出することで広く知られる。
新生代古第三紀始新世末。「ヒト」じゃない猿の時代。
4000万年前 – 3000万年前
真猿下目の狭鼻下目(旧世界ザル)と広鼻下目(新世界ザル)が分岐した。一説では、当時のアフリカ大陸で大きな洪水が起こり、倒れて流された大木に乗った真猿下目のサルが当時それ程広がっていなかった大西洋を越えて南アメリカにたどり着いて広鼻下目の祖先となった
「3600万年前」を眼の前にして、30キロの速度超過などという鼻くそじみたことを気にする者はいない。
ここが「ズレ」箇所。
あまりにも美しい。
実は密かに「凍っているのでは?」と期待していたわたしだが、
やはり断層さんはその通りの姿でわたしを小躍りさせた。
そして、氷柱ができている箇所とまったくできていない箇所があるのはどうして?
水というのはどこから来ているのか?などと新たな疑問も発生するのであった。
それにしても
3600万年前!
その頃、わたしは何をしていたのだろうか?サルだったとは思えない。
とにかく、地球が最もピュアだった頃に近い「地面」なわけで、
そこにはとてつもない「情報」が含まれているに決まってる。
当然、この地面に共鳴すれば、とてつもない情報が我々のエネルギー体に入ってくるに決まってる。
もちろん、そんなことは誰も言ってない。
だけど知るか!
あくまでも、りーかお総研ではそのように捉えているから、他の誰かのギャランティーは必要としていない。
何しろ、地面=ケイ素。我々の松果体=ケイ素だ。
そしてわたしはあくまで「圧倒的なもの」を知りたい、「圧倒的な力」を知りたいのだ。
ここで何をするというわけでもなく、ただ圧倒され、みんな思い思いの時を過ごした。
地面て、すごいな。
一言も発さず、動きもせず、わたしたちをめちゃくちゃ元気にしてくれる。
この凄まじきチカラ、凄まじき恩恵よ。
ヒトというものはあまりにバカすぎて、この恩恵をまったくわかっていない。
まったくもってバカだと思う。
そう、バカなんだよ、バカ!
知恵の実を食ってまんまとバカになった。
みみっちいことばっかしやがって!
この断層さんだって、いつまでこの姿でいられるか、わかったもんじゃない。
地球にとっちゃ、人の方がよっぽど危険だっツーの。
とにかく。
最初にこの断層を見たことで、
そのあとに行く六甲比賣神社は、それだってかなりのインパクトだったにも関わらず、
かわいそうに、霞んでしまった。
圧倒的すぎて。。。