そう、それでランチに出かけたら、景花が桐島洋子の話を始めたわけよ突然ね。
ま、若い人は当然知らないでしょうね。70年代に一世を風靡したこの本ね。
最近、再読したんだよっていう話だった。
で、痛快だったと。
要するに歯に衣着せないというか、バッサバッサとぶった斬り。
料理を作るのに、レシピにグラム数いちいち聞くとかバカじゃねえか?っていうような。
「バカ」という言葉こそ用いていないけど、要するに言外にバカバカ言ってるわけで。
(まー、わたしは文章スキルが著しく低いので、めんどくさいからすぐ「バカ」と総称してしまいますけれど)
今、こういう人いないよね。すぐ炎上対象になっちゃうもんね、バカがいちいち噛み付いて。
そんでちっとも面白くない文章、面白くない人物で溢れかえり、
ひきかえ、幼稚で打たれ弱い人たちが世の中に量産されている。
その人が、「何をバカと見なすか」が、その人を的確に表しているとわたしは思うけどね。
要するにそれは美意識でもあるわけでさ。
どんだけスローガン的に、
街中に「思いやり」みたいな文字が掲げられても、
目の前で困った人に手をさっと差し出す人間が増えるとは思えないんだけどね。
桐島女史をめぐっては、わたしははっきり言って、さほど関心を持つことはなかったけれど、
でもどういう人物だったかは常識として知っているし、
まあ、もちろん色々と話すことは多角的に、多々ある。
この本は「ウーマンリブ」という言葉がムクムクと出てきた時代のことだからね。
女史ご自身も、いろいろな心境の変化などをご経験されているのだろう。追っていないけれど。
ま、それから50年経って、
じゃあ、わたしら女性は50年前よりイキイキしてるのかっていうと、
へ?
という感じは大いにありますわね。
しつこいけど、要するに幼稚で打たれ弱い人が多いとわたしは思ってる。
ちなみに、我が母マルちゃんは料理がめちゃくちゃ上手だ。
時代がら、桐島洋子には一切共感していない彼女だったがw
(専業主婦はバカ、みたいな論調だったからムカついてたのだろう)
やっぱり料理レシピで分量や材料みたいなみみっちいことをいちいち聞いてくる人に料理上手はいない!
と誇り高く断言していて(笑)、いまだにそれを言い続けているからよっぽど誇りに思っているのだろうw
まあ、もっと言えば「分量聞いてくる女はバカ」と言い切っていたから、
なんだよ桐島さんと同じこと言ってんじゃん、と思うわけだが、なんだかかわいらしい。
ちなみにわたしも分量なんか聞かない。料理は段取りがすべてだと思ってる。
まーしかし、わたしもバカバカ飛び交う家庭で育ったもんだよなあ、と思ったらじわじわとウケてる。
あー、そうそう。
そんな景花がレシピを書いた。
わたしと違って、まともないい文章を書くんだよなー
ほなまた!