先ほど書いた、「わたしの人生は本からほとんど影響を受けていないじゃん」という事実は、
上から金だらい落っこってきた!ぐらいにインパクトがあって、今に至るまで考えている。
目から落ちたのはそれほどデカいウロコな訳だが、
さらにハッとしたのが、こないだ書いた本に関するもう一つの事実
と、実はめちゃくちゃリンクしているんじゃないか?ってこと。
コエーリョの小説(わたし読んでないけど)がいかに心に染みようと、全世界の人は、
「勇気を出して魂の声に従ってみた」りはしなかった(からこその、なう、この状況)わけで
いいお話だったけど、「大多数の論調に流されそうになったけど、コエーリョの本を思い出して、自分の行動を変えました」
なんていう人はいなかったわけだ。
むしろ主人公の少年がした「旅」を、あたかも自分がしたかのように感じて、満足しただけのことだろう。
つまり、人の人生を生きた気になって、それでおしまいだ。
しかし、あなたはページをめくり、目を使い、脳で理解した、というだけで
瞬間的な満足のほかは
実は何にもしていない。
そんなんだったら、読まないほうがむしろよっぽどいい。
自分がした「旅」について、自分で書いたほうがよっぽどいい。
・・・・・のではないか、と考えてみた。
少なくとも、それは「生み出す」作業だ。
本の件、考察はまだ続くと思われる。
が、それも時間の無駄な気がしてきた。
ほなまた