今日は、遠藤周作『沈黙』の舞台でもある外海エリアへ。
「潜伏キリシタン」の資料館を見るのと、わたしとしては例のシスターに会う、気になるド・ロ神父の遺産を見るのが最大の目的。
事実上の陸の孤島、しかも何が起きるかわからないゆえにレンタカーではなく観光タクシーを頼んだところ、来てくれたドライバーがいきなり始めたのは『沈黙』の話題で、自らキリシタン史をまとめKindle出版したという、我々にとっては願ってもないドンピシャな人だった。
本はこちら。
「どこまで深い話をしていいかわからないけど」と言うので、マックス深くても我々はらくらく着いていけますから全部教えてください、ということで、わたしたちも嬉しい、ドライバーも大喜びという超絶ディープな半日の周遊だった。
この方の話だけで1記事では足りないと思う。
今日訪れた数カ所それぞれに凄まじい情報量があり、簡単にまとめることはできない。
気力があればいずれ書くかもしれないが、今日1日のまとめとして、わたしが胸に刻んだのは、
「人間、生きてこそ」
ということだ。
魂の救済以前に、「自力で満足に生きられるようになること」。
ド・ロ神父の遺したものを見て、とにかく強くそう思った。
明日はまた同じドライバーさんで平戸に行く。
ほなまた