先週末、この映画を観た。
【あらすじ】 5000 年前、太平洋には海を渡る人々がいた。 彼らは数千年に渡って大海原を攻略し、地球の半分を覆う島々にたどり着いた。文字が普及する前の時代なので、彼らはその先々で音楽を残しながら交流していった。その勇敢な船乗りたちの子孫は今や 4 億人にまで増えた。 音楽プロデューサーでもある監督のティム・コールとプロデューサーのバオバオ・チェンは 3 年間に渡りその航路をたどった。台湾から出発してオーストラリア、ニュージーランド、マ レーシア、さらに太平洋の向こう側に位置するマダカスカル、そしてイースター島に至るまで実に 16 の島国に残る伝統的な音楽やパフォーマンスを記録していった。そして、「Small Island Big Song」と名付けられたこの試みは単なる伝統音楽の記録に留まらなかった。本作は、かつて同じ言葉や音楽で繋がっていた島々の歌をもう一度集結させる壮大な音楽プロジェクトだ。
台湾の、今でこそ「少数民族」と言われる原住民。おそらく「海の民」つまり海洋民族で、4〜5000年前に太平洋を航海した。いく先々の島々に「歌」が残り、歌は島々で歌い継がれ、また新たな歌として他の島に渡っていき、太平洋全域に伝わった。。。。
というこれも人類の歴史。
良質なドキュメンタリで、音が心地よく魂に響く。わたしたちの遠い記憶を刺激するっていうのかな。
amazon musicでストリーミングあるから是非聴いてみてね。
流れる曲は、どの曲もすべて「知ってる」というか「懐かしさ」みたいなものを感じさせ、明らかにわたしが好んできたブラジル音楽に内包されるリズムに似ているなーと思った。
サンバだけじゃなくてマニアックなブラジル各地方の音源だよ。
誰が言ったか忘れたけど、
「地球上のすべての音楽はブラジルに収斂している」つまり、全世界のすべてのリズムがブラジルに現存しているということなんだけど、そうかも知れないなって思った。
音楽はいいね。
音やリズム(つまり振動、バイブレーション、グルーブ、共振共鳴)の感動を言葉にすることは難しい。
逆に、それだけ文字や言葉が音楽に遠く敵わないことを意味してると思うのだけど。
ところで、これ去年封切られた映画なんだけど、逗子に「シネマアミーゴ」っていうマイクロ映画館(人ンチのリビングみたいなもの)があって、質の良い映画を周回遅れで上映してくれるところなの。
観終わって喫煙ルームに行ったら、他に1人女の人が入ってきて、なんとなく始まったおしゃべりに花が咲いちゃった。
「楽器できる?」
「できないから、「声」に興味があって、それもボイトレとかじゃなくて、民謡みたいなものに興味がある〜」
「いいね、やりたいね!」
「やろうよ!」
みたいなことでFb繋げたら、えーーー!この人知ってるの!という共通の友人2人いてびっくり。
ここまではよくあることかもだけど、そしたら1週間も経たないうちに、彼女鎌倉に会いにきてくれて、嬉しかった!
「好き」の引き出しが多いと人生は豊かになるなと思った。
アウトプットって、「実際目の前にいる人に何話す?」っていう単純なことなんだよな、、、、って、すごくシンプルなことを思い起こさせてくれた。
「好き」をたくさん持って、「好き」についてとりとめなく話すのは楽しいね。
ほなまた!