昨晩はワタクシの天才的な調合によって、作ったばかりの線香(op1)を焚き、あまりの香しさに
「良い薫りすぎるのではないか」という謎の疑問が首をもたげ、続いてop2として別な配合のものを作りました。
ちなみに、だって、いわゆる王道的な香原料の他に、あれやこれやと仕込みをしてあるわけなので、それなのになんでこんなによく香るのかしら、、、という謎のことを言っていますよ〜。
と言っても、すべて100%完全な「自然界のもの」。わけわからない化学物質や人工的な香料は一切使いません。
香原料はそもそも、香木、木の根っこ、樹液、貝、、、、などの微細な粉末で、さらにわたしは「地上にあるすべての要素を入れる」をコンセプトにしてます。
で、しかし、op2も、やはり良い薫りすぎる。。。。
そして一周回って、「良い薫りすぎて何が悪いのだろう?」という根本的な疑問に出くわし(バカ)、特に悪くないのではないかという結論に落ち着きました(バカ)。
折しも、8月15日。
ハッと気づいたのが「聖母被昇天の日」。イタリアでFerragosto、日本ではお盆。
そして我々にとっては終戦(敗戦)記念日だ、ということに朝起きて気づき、ちょっと感慨深くなり、戦没者慰霊式典をネットで見ながらばんばん焚きました。
そして今、完全に乾いたop1に火をつけたところ、昨日感じたほどには薫りは強くなく。
でもこの謎はすぐに解けました。
というのも、香原料の他に入れているものの一つが、超微粒の「麻炭」。
炭は基本的に匂いを消します。超微粒だけに表面積が大きく、脱臭効果が強い。
そこにわたしは、これも超微粒な「粉末麹」も入れています。そして加水しているので、微生物さん達が何やら折り合いをつけているのだと思う。
だから「香しすぎる」ということはなくなった(と、思う)。
いずれにせよ、これでいいのだと思います。
でも、完全に納得いったものになるまでまだ試作は続けます。
まー、線香そのものはそれで良い。
しかしながら問題は長さです。
わたしのバーイ、多分みんなが思っているより25倍ぐらいバカなので、
じゃあ、線香をどれぐらいの長さにするか、、、と考えると気が狂いそうです。
というのも、わたしはこれを、きちんとした桐箱に入れて提供したい。
そのため、和歌山の職人のおっさんにもすでにコンタクト済みです。
おっさんにオーダーすれば、どんな寸法でも作ってくれるわけですが、「どのようにしたら美しく収まるのか」ということを並行して考えないといけない。
例えば、8センチの長さにしたら、何本の本数にする必要があるのか。
短い方が作る分にはまだ易しいけれど「短くて本数が多い」は、ずんぐりムックリになってしまうのではないか、、、、
みたいなことを考えると、要するに、そーゆーことは全て「数字」なので、発狂しそうになる。
多分、フツーの人にとってなんでもないことが、わたしにはほんっっとうに難しい。バカだから。
かーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
という感じで道のりは長いズラ、、、、
ほなまた