台風さんが素敵な進路でまっすぐ進んでいるみたい。
みんなのところは大丈夫ですか?
この大雨を心配して、前日友達が庭木のイモ子を大量避難させてきた。今現在6人が、小さな虫かごにひしめいています(笑)
自然に対する干渉だとは思うけど、でも、素敵なことだと思わない?
心優しい人たちが、レモンの葉っぱを分けてくれたり。
こんな優しさがある限り、人間も捨てたもんじゃないなってジーンとする。
とにかく異様に涙もろくなったわたし。
今朝も土砂降りが止んだら、すかさず鳥たちがピーチクパーチク、セミたちもミンミンツクツク言い出した。
わずかな太陽の下で、ミニミニちょうちょがわずかに咲いたヘリオトロープの蜜を吸っている。
そういうことに思わず涙こぼれてしまう。一生懸命生きてるんだなーと思って。
気がつくと涙がポロポロ落ちてくる。
鳴きやんだと思ったら、やがて雨が降ってくる。このわずかな間隙を縫って。
鳴いたところで何になる?とか
どうせ彼女は見つかりゃしないし、とか(だって鳴くのは婚活でしょ)
そんな「どうせ心理」を、動物たちは持たない。
「どうせ(やっても無駄)」っていうのは、人間だけが持っている心理かもしれないね。
「無駄だし」というのが先に立って、簡単にやれることさえやらない癖がついちゃったり、何かを回避したり。
無駄を排除して効率的にって言えば、なんだかアタマ良さそうに聞こえた時代もあったと思う。
でも「どうせ心理」を前に建てて、何もしないのがカッコいいかといったら、全然そうじゃないなって思う。
人間なんて、道具を持たなきゃ、っていうか電力がなけりゃ、
能書き垂れてる以外にほとんどロクなことはできない。
「無駄」って一体なんなんだろうか。。。。
人間より動物の方が好きなわたしだけど、
こないだ海で、全身刺青(シャレオツTatooじゃないよ、本格的なやつ)のママちゃんが、小さな男の子を浮き輪ボートで遊ばせてた。
なんだか知らないけど、見てたらイミフに涙出た。
男の子はママっ子で、「さざ波」が怖くて「ママーーーーー!!!ママーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー離れないでーーーーーーー!!!」って絶叫している。
そうかそうか、怖いんだね。
ママはスパルタじゃなく、ニコニコしながら寄り添ってた。
ママはもっと遊びたいだろう。多分ひとりママだろう。いろんな「怖い」を越えてきたんだろう、、、、
な〜んて妄想がよぎったら、なんだか無性に泣けた。
聞いたら3歳だって。素直に育てたなあ、、、、
まー、そんなことに涙が出てしまうのは、オバハンになった証明だけど、
オバハンになって本当に良かったって思っている。
ABBAにはなれなくても、BBAではある。
一生懸命であることって、なんと心を打つことか。
セミにしろ、子どもにしろ、心の底から出してる声が心を打つのかな。
・・・と書いていたら、家のピンポンが鳴って
某カルト宗教の人が新聞を配りに来た。
まあ、これだって一生懸命なんだよね。
この天候の中ご苦労様ですと言ったらモニターの向こうでニコッとしてた。
生きてるって素晴らしいよ。
ほなまた