いにしえの時代より、ビジュアルっていうのは要するに「暗号」だから、「わかる人には、わかる」ようになってる。
わからない人にとってはただの絵に見えるけど、わかってる人には「おお、、、、」というメタファーになる。だからこその「意匠」なわけだ。
言葉も然りで、何かを描写していると見せかけて、別な何かを意味していることはよくある。
今日は景花とユーミンのライブに。
横須賀から開幕して来年7月まで全国を回る。今日は開幕2日目で、全身にある意味の緊張感とハンパない真剣勝負感を漲らせたユーミンがいた。
その姿はプロ中のプロを感じさせるものであり、感動的で、またそういった熟練された職業としてのアレを超えた、高次のというか、ある意味宗教的なというか、、、
まあ、とんでもない存在であることは、多分テレビの画面とヒット曲しか知らない人にはわからない。
前もって発表されたツアーグッズをチラッと見て、
「あれ?もしかして、、、、今わたしにとって一番ホットな、同じテーマかも」
とピンときたので、会場に向かう間、大慌てで景花にこのテーマの全容を喋りまくった。
まあ、そうじゃなくても、ユーミンは「お仲間」だ。
それに、そういうことを抜きにしても、彼女の曲作りに欠かせない重要テーマが「死」と「この世界だけではない世界」なので、わたしの感性にはフィットしている。
ましてや最新アルバムの中に「ノートルダム」という曲があるだけでもピンと来ないわけがない。
コンサートの幕が開けていきなり「翳りゆく部屋」のパイプオルガン。来る直前に「わたしが今死んでも」って話してたから、もうニヤついて仕方なかった。
そしてある曲のバックに流れるビジュアルで「同じテーマ」を確信したと思ったら、なーんとそこに今はなきパリのノートルダムの姿が非常に意味深な形で執拗に使われて、自動的に涙が出て止まらない。
何度も仰ぎ見たあの聖堂の姿、病室からオトーサンが火災のニュースを知らせてきた声やらが走馬灯。
ああ、ユーミン、仲間だなと思ったし、めちゃくちゃ勇気付けられ、力湧いてきた。
そのうちどこからともなく「よい香り」(わたしがマリア臭と呼んでいるもの)が漂ってきて、すげーなユーミン、香りの演出までしてるのか!!!!と思ったんだけど、あとで聞いたら景花は全然匂わなかったと言ってたから、演出じゃなかったのか。
ちなみにこの香りは、前回の武道館の時も「守ってあげたい」で香っていた。
このノートルダム映像はこの曲以降もちょいちょい使われていたから、並並ならぬ彼女のメッセージを感じたよ。
それで、わたし、高いエネルギーが入ってくると活性化されるのか、とにかくめちゃくちゃおしっ子が出るんだけど、
この曲以降、トイレ行きたくて行きたくて、、、、
でも列の真ん中の席だったから、死ぬ思いで最後まで耐えたw
始まる前にもトイレ行ったのに、終わったら3リットルぐらい出たw(いらない情報?)
ノーテンキ系控えめなセットリストも素晴らしく良かった。
そして終盤大詰めってところで、やっぱり「同じテーマ」どーん!
キターーーーーWWWWWW(なぜか俺、してやったり感w)
本番ラストが「水の影」、アンコールで「空と海の輝きに向けて」再アンコールで「瞳を閉じて」ときたら、これわたしのために組まれたセットリストかと思えてまことにありがたかった。
「勇気をもらいました」って、バカが使う言葉だとつねづね思ってるんだけど、
今日は本当に、その言葉以外は思いつかない。
道なき道を進むぜ!
ほなまた
【追記】
もはや何言ってっかわかんないわたしの記事より、景花の方がうまくまとめてるからこっち読んでWWWW