そんなわけで今、わたしの中では40年ぶり空前のABBAブームが来ているのね。
あの頃見ることができなかった「外国の」ドキュメンタリーも、今はyoutubeで見れるようになっちゃったもんだから、そらもう興奮は続くよ。
でさー、「はっはーーーーーん」と思ったことがあった。
いわゆる「リアクション動画」っていうものが、youtube上では1ジャンルとして確立されているんだねーーーーー
その時代に生まれてなかった若い子たちの「初めて聞いて(見て)みましたシリーズ」とか、
「HIP HOPファンの俺が聞いてみたシリーズ」とか。
こんな感じで。
(ちなみにこの曲「The winner takes it all」はわたしの知る限り音楽史上もっとも悲痛な別れの歌(しかも彼らの離婚に基づく事実)で
自分が調子いいときは美しすぎるメロディとビートに耳が行くけど、自分が傷心のときはキツ過ぎる歌詞に耳が行くという、聴く人の心を映す歌だからリアクションしやすいよね)
でさー、何に気づいたって、このリアクション動画をやってる人たちっていうのが、まあ要するに「フツーのイケてな人たち」(失礼!言葉選んでない!)で、各自工夫しながら自分をアピールしてるわけだが、リアクションシリーズは自分のチャンネル登録数を膨らますのに有効なんだね〜。
でね、この「イケてない」度合いがかなーーーーーーーりものすごくて、、、、でもここにサンプルを貼りたくないから想像するか、もし暇で、しかも物好きなら
「The winner takes it all reaction」 とかでyoutube検索して欲しいんだけどw(夥しい数が出てくるよ)
要するに何が言いたいかというと、、、、、
掲題の通り。
youtubeってさ、だいたい30本ぐらいの動画を連続アップした頃から、チャンネルパワーが出てくるのね。それでようやく「関連動画」に出るようになる。
そうすると再生回数が上がるから、チャンネル登録者数が最低1,000人越えして、5万回ぐらい再生されれば、「チャリン」(広告収入)の音がする。
だからどんなショボ動画でも、本数が上がってりゃメリットになるわけだよね。
そんな中でも「誰もが知っている有名曲」をネタにリアクションすれば、見る人は多いわけだから限りなくコストゼロで着実に再生稼げる。
本当にクオリティある動画コンテンツを作ろうとしたら、テーマも、内容も、撮影も編集も、、、、って凝っていったらコストに上限ないわけだけど、
これならお金がない人でも「すぐに」始められるわけだ。
で、広告収入(って言っても、どんだけの再生回数でどんだけ稼げるか調べてみるといいよ、な世界だけど)の他に、
ヘタすりゃ、いや、うまくすりゃ自分を売ることができる。
もともと、「自分をアピールしましょう」のハードルが日本に比べて段違いに低いアメリカなら、みんな、そりゃやるだろうなって思った。
、、、、と思ったら何も喋らないおっさんまでやってて、マジなんのリアクションでもない、つまらなすぎてむしろ超ウケたwwwww(見なくていいよw)
でね、
へーーーーー、こんな簡単にアップされてるなら、専用アプリとかあんのかなって思ったから検索してみたの。
そしたら、日本語では出てくるのが「リアクション動画 違法」とかの話ばっかで、
はいはい、そうですか、チャンチャン(笑)
てな具合だった。
あのさー、違法性がおびただしかったらYoutubeから削除されておしまいでしょ、わざわざ「それは違法です」コンテンツあげちゃう国民性ってすごいよねw
そらマスク警察も出るわけだwwwwww
どうにかして稼いだろ!と思う若い子が検索して、その結果だったらつまんないだろう、夢がないなーて思ったよ。
ま、わたしもめちゃくちゃマニアックなサンバの解説チャンネルでもやろうかと思ったけど萎えたよ(嘘)
ま、それにしても。
「音楽の今後」ってことを真剣に考えると、
もうすでに音楽の珠玉というものは、今日までに出切ってしまったわけで、サンプリングで作られるつまんないものばっかが氾濫しているわけだから、
いろんなジャンル、いろんな掘り出し物の音源を、「誰か」がセレクトして他の世代、他の国に伝えるっていうのは大アリだろうと思う。
それがちょっと前までなら藤原ヒロシさまの独壇場だったかもしれないけど(笑)、こういう時代だと「誰でも」できるわけで、
しかもそれはCD化するでもなければプレイリスト公開でもなく、「動画で喋る」なんだろうなって思った。
それって全員にとって得な仕組みだよね。
ただ、日本みたいに意味不明に意地悪で低レベルなコメントがつきやすい国でやるのは勇気いるよね。
ほなまた!