既知外の皆さま
英王室の「ロンドン橋計画」(Operation London bridge)というコードネームの、女王崩御に際しての途方もなく綿密な「段取り」。女王がどこで亡くなったら、誰かどう動き、どのチームがどう連動して動くのか、、、といったような複数パターンのシミュレーション。国葬セレモニー内での事細かな決め事もこれに含まれる。
wiki見てね。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%B3%E6%A9%8B%E8%A8%88%E7%94%BB
わたしテキトーな人間だけど、こういうの計画立案するのやってみたいわ〜なんて考えたわ。壮大な規模で取りこぼしなくことが運ぶよう計画するって、すごい楽しいはず(笑)
で、今回実行されたのは、この壮大な計画のうち「ユニコーン作戦」と名付けられたものらしいわ。
https://madamefigaro.jp/culture/220909-operation-london-bridge.html
ああ、ユニコーン。あれね。(この背後右側)
ちなみに、、、ちょっと余計なことだけど言わせて。
このコードネームはかなり前からあらかじめ流布していたのに、あたかも「光の存在」グループだかによる人民解放の暗号かのようにまことしやかに喧伝していた人たちがいたみたい(twitterで見た)。そういいうのを「イエーイ」と信じちゃう人もいるっていうのがこれまた、、、、、。「誰かが」解放してくれるみたいな話に乗っちゃうこと自体、奴隷根性てゆーかなんちゅうか本中華。
Qとかなんとか、まあ、そんなのもよく考えりゃわかるでしょうに、、、、って思うけどね。ま、お好きな方はどうぞだけど。
でね、ちょっとまた寄り道情報だけど。
この段取りってね、
イギリス王室の葬儀と戴冠式は、一般的に軍務伯と紋章院の官僚によって催される[2]。イギリス王室関係者の死と葬儀に関する計画を示すコードネームとして事前に何らかのフレーズを決めておくことは一般的に行なわれている。
ということなんだけど、「軍務伯」ってね、
軍務伯(英語: Earl Marshal; アール・マーシャル)は、中世以来のイギリスの官職。国務大官のひとつ。軍務伯[1][2][3]のほか、式部長官[4][注釈 1]、紋章院総裁[1][4]、紋章局長官[6]、警備長官[7][1][8]など様々に訳される。
中世においてはマーシャルは大司馬(軍察長官)の副官職であり、さほど高い地位の役職ではなかったが、国王政庁の秩序維持に責任を負ったため、徐々にその地位が向上した。やがて典礼・紋章院の統括を職務とするようになり、後には軍事的要素が減ってそういった儀礼面が主任務となっていった[4]。
で、問題は「紋章院」なのよね。こないだもちらっと書いたけど。貴族の血脈の正統性を審査するところ、と言ったらいいのかな。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%8B%E7%AB%A0%E9%99%A2
でね、この紋章院の「紋章」がこれ。
わかるかしら。カラスさんよ。
カラスといえば、ピンと来る人は来ると思う。
でね、要するに、国王の葬儀と戴冠を管理するってことはね、ある意味、国王より立場が上だっていうことを暗示してるよね。
それってね、思い出してみてほしいの。「神武東征」のお話。
神武さんは最初ヤマトに入れなくてひゃ〜〜〜ってなっちゃう。もうダメかって時に出てくるのがヤタガラスさん。突然カラスが出てきて、ほらほら、こっちこっち〜〜!!先導してもろた。ラッキー!そしたらうまく行っちゃった。・・・・・そんなお話。
それって、じゃあね、偶然カラスさんが出てこなかったらどーなってたの?長髄彦軍勢にやられて、はい、おしまい。以降の歴史はありません。そんな感じ。
それってね、わかるよね?同じなのよ。やっぱり、ある意味国王より立場が上だってことの暗喩よね。
・・・・って、ここまでが豆情報(実は豆レベルのことじゃないから詳しくはミゾクイ会でね!)。
本題の国葬。
ありとあらゆる意味で興味深いから、埋葬完了して解散するまでぜ〜んぶ見ちゃったわ。
わたしのバーい、ひとつことを見ても同時に多視点が発動しちゃうから、シンプルな感想を言えないのよ。だってシンプルにすると「変わらぬものは古代文字」以外のことはないんだもの。
や、とにかくとてつもない様式美の極致だと思った。
わたし彼女って、ダイアナさんをめぐる一件で、冷たいばあさんだなあと思ったこと以外に思い入れはないし、それと、まあぶっちゃけ立憲君主制というか、平たく言うと「生まれた時からあんた方とは違いますよ。この血は高貴で、あなたたちは違いますよ」みたいなのが、「ふ〜ん」としか言いようがないというか、「は、はぁ、、、、?」というかね。「王家」みたいなもんを学べば学ぶほど、オエ!てなるのも事実でね、大英帝国っていいますけれど、殺戮と略奪の歴史じゃんか。博物館にあるもの全部本来あったところに返しなさいよ〜。さらに敗戦国の俺らとしましては、イギリスってね、、、、、、などといいたいことは死ぬほどあるわけなんですけど、
まーしかし、そこはもう、支配者層さんがどうだのコーダのですらも、すでにどーでもよくなっているので敢えてほじくりませんけれども、
国民はみんな万感を胸にしてはるんだろうな〜っていう光景ね。それは国に皇室がある俺らには類推することができる。良いとか悪いとかじゃない。長らくご苦労様でした感ね。
市内を出てからの沿道で、人々が続々と棺にお花を投げる様子は素敵だと思ったし、市内を離れたらもう本当に中世か!っていう光景。そーゆーものは、我が国には、、、、、(地方のしょもない「大名行列」みたいなイベントかよ、、、、、と思ったらヤンなった)。
そして、牛歩のごときスピードで歩く衛兵に寸分違わぬ速度で走る車のすごさよ!!!
ピカピカに磨かれてるはずのボディに市民が投げて乗っかったお花が何キロも落ちない速度ってあなた!!!!!!!ということに地味に驚愕していたわ。ドライバー凄すぎる。
とにかく、民衆から石投げられて死んだような王たちに比べてはるかにお幸せなことだし、王を涙で見送れる市民もまた幸せというものじゃないかしら。
てなわけでウィンザー城についた。
「幽霊出る」で有名なウィンザー城。不気味すぎてわたし行ったことないから興味津々もマックスよ(行った人どうだった?)
ましてや中のチャペルなんて!
それでねー、このど真ん中の旗はジャパン皇室よ。4分割デザインじゃないからゲキ目立ちしてたわ。その下にあるのが、あれなんて言うのかしら?要するに騎士団のヘルメットみたいなやつで、そこに菊花者がビシッとひっついてたわ。そーよね、ガーター勲章持ってるのよね。(今は触れない。だからミゾクイ会で!)
とにかくこの中でのセレモニー中、何度も「ガーター」に言及されていたのが印象的だった。
で、こんな衣装とか
この意匠は、ちょっとアレに似てるわ、、、って思ったり。
あるいはこれとか。みんなは何を連想する?
いろんなスタイルのお帽子が気になったり。
いやはや、見事な宝石キラッキラ。
でも、、、ほとんどのダイヤはアフリカから切り出されてるのよね。
要するにマナの壺とアロンの杖ね。
棺が地下に吸い込まれていくのを見て、「そうなってるのか〜〜〜〜〜〜!!!」と。
最後のバグパイプのシーンはこの動画見て。わたし大好きなのよ、この音。
最後、チャールズさんが泣きそうなお顔してたけど(そういうお顔付きなのかどうかは不明)、自分の葬式はここまでやってもらえるんだろうか、、、って考えてるに違いない!って思ったわw
わたしたち、順当にいったらチャールズさんの葬儀だって見ることになるでしょうけど、いずれにせよ、この規模のものではあり得ないわね。
そして我々としては、近未来に必ず目撃することになる上皇さんのご葬儀ね。
在位中に一度も戦争をすることがなかっただけでなく、親のしたことで生涯にわたって頭を下げて謝りまくらなければならなかった、、、、、。ダイヤの王冠ではない精神性高いセレモニーが執り行われるのでしょう。
ああ、時代が終わっていくわ、、、、、
わたしたち昭和生まれって、結構いろんなものを見てこれたわね〜
・・・・・というようなことが、わたしの長い感想でございます。
ではまたね!