「松は植物の王様」だと聞いたことがあって、それは単に「雄々しい」からなのかと思っていたけど、そうじゃなかったんだね〜。
ナーコロ以降、マドモアゼル愛先生が「松のジュース」について言及していたのはなんとなく知ってた。ふ〜んと思ってレシピも聞かず、松の枝を煮込んでみたら、鍋はヤニだらけになるわ、飲む気はしないわで散々だったw
だけど先日、玉ちゃん(黄金の金玉)主催の「松料理を食す会」中継を見て、「なるほど王様だわ!」と納得した。
ちゃんとした料理人が作る様を見れたのがよかったわ。
知らない人もいると思うからシェアするね。
松って「松竹梅」のトップなくせに、竹も梅も食べるのに、松が食べれないって変でしょ。実は食べれるんだよ。
それどころか、24種のアミノ酸て、あまりにも過剰な「旨味成分」じゃない!(だから少量でいいんだね)
とにかく抗菌作用があって、気管支に効く。血液をキレイにするから高血圧とか糖尿病とか、肌もキレイになるし精神面もよくなる。
豆乳に若い松ぼっくり(青いやつ)と松葉をチョイ入れしとけばヨーグルトになる。
茹でた大豆に入れれば納豆ができる。
要するに酵母を作れるってこと。
アミノ酸がすげーから、松葉で出汁をとれば味噌汁に。
ひと房を入れてご飯を炊けば土鍋にくっつかない。
乾燥させてパウダーにしたものと塩を混ぜれば松葉塩。
花粉はハチミツに混ぜれば良い。
松炭は備長炭の10倍だかの多孔質で、刀鍛冶は松炭を使う。もちろん松炭はご飯を炊くのに使っても良い。
昔の人は知っていた。
だからお城には必ず松があって、いざって時は食べれるパワーフードだったから。山伏とか修験者なんかは山に入って何日も過ごすけど元気なのは松食ってたから。
しかーーーーーーーし!
そんだけパワフルな松が食べれるという事実は、例によって明治政府に消された。
中でも最強なのが、松葉酒と松葉タバコ。
タバコを吸えない人は副流煙ていうの?人が吸ってる煙、それだけでも効果テキメン。子供がいる家は、バンバン吸えばいい(って、笑っちゃうよね)。
吸わないまでも、乾燥させた松葉をばんばん焚けばいいんじゃん!
つまり、要するにさー、
こういうことだよね。
こういうことなんだよ。
これってつまり、松果体じゃない?
そういうことなんだよ。
松ぼっくりが松果体のシンボルっていうだけじゃなくて、そういうことなんだよ!!(わかってね)
そういうわけで本日の掲題の件はそういう意味ですよ。
や、そら王様だわ。
はっはーーーーーーーと思ったね。
はっはーーーーーーーーーーーーーーだよ。
なぜ「老松」と言って古い松が珍重されるのか。
それは、樹齢が古ければ古いほど、太古のソマチッドを有してるからだよ。
- 能では一番目に演じられる初番目物(しょばんめもの)。粗筋は梅津の某(ワキ)が夢の告げで筑紫安楽寺(太宰府天満宮)に行くと、老人(前シテ)と若い男(ツレ)が咲き誇る梅の垣を囲っている。飛梅(後述)とその脇の古松(老松)の謂われを尋ねると、2人はその謂われを語り、梅と松が唐の国でも尊ばれたことを述べて神々しい姿で去る。梅津の某が老松のかたわらに祗候していると、老松の神霊(後ジテ)が現れ、客人を慰めようと様々な舞楽を奏し神託を告げる。この後ジテは老人の面に白髪をたれた老神の姿で登場し、その舞いは荘厳な真ノ序ノ舞である。因みにツレの若い男は実は飛梅の精で、飛梅とは道真が京から左遷された時、京から飛んできたとされる梅である。江戸時代、徳川将軍家では「高砂」とともに筆頭祝言曲とされた。
それからもうひとつ、はっはーーーーーーーーーーーーーー!となった連想がある。
なぜか「松翁」という言葉が浮かんできたので検索したところ、これがヒット。
これは高知の酒造メーカーの話だけど、突如出てきた松尾神社、って京都の。あ、松尾大社か。
ここ磐座で有名なんだよ。
ついでに言うと「秦氏」の神社ね。
ここが醸造の神様ってことになってんだけど、なんで?って思ってた。
あそっか、松で酒ができるからだ!
はっはーーーーーーーーーーーーーーーーーー。だから松尾!
(ついでに「物部川の伏流水」って、やっぱりついてきた物部さんw どこまでも追っかけてくる)
でね、
俺の実家に、松、あります。3本ね。子供の頃からあったから、今は相当背が伸びてる。
これはちょっと、困ったことだと思っていたんだわ。
だって、維持するにはお金かかるんだよ。松って素人には手入れできないからね。植木屋さん年に2回入れないといけない。
それで、先日、一本切ってしまえと密かに思っていたんですわ。植木屋いつまでたってもこないから、松伸び放題。
松が手入れされていない家って、そりゃやっぱりどうにもいただけない。母に言ったら切るのはゴニョゴニョ濁してた。
連絡取れない植木屋、もう頭にきて別な植木屋に変えたろとかというところで、わたしは北海道へ。
その間に植木屋は来て、松は残された。
わたしが切ろうとしていた松は、樹液もビロビロ出てるようなやつで、やだこれめっちゃ価値あるってことじゃん!(ほんとスイマセン、スイマセン😢)
自分に必要なものは、自分ちに生えてる植物だって言うよね。スギナもドクダミも、ほっときゃ死ぬほど生えてくる。
松葉タバコを作るのに、最も適した収穫時期は12月〜2月、7月、8月なんだそう。
これを日光に当てないで(重要)枝つきのまま時々天地返しして、半年ぐらい乾燥させるのが良いとのこと。
うまく乾燥できたら、みんなにも是非!
(いや〜よかったわ。緊急時備蓄として、タバコどーすんの!って思ってたからWWWWWWW)
まーそんなことなら、そのうち七輪で松ごはんを炊く会でもやれたらいいなと思ってます。
ではでは!