気がつけば、いつの間にかクチビルお化けになってしまったマドンナ先輩のことを、わたしは以前より好きじゃなくなってしまった。
いやー、もっと言えば、いつぞやの大統領選でヒラリー支持を強烈にアピールするあまり、トランプにナチの鉤十字つけたりして揶揄する投稿なんかを連発し始めた頃から、好きじゃなくなってしまっていた。
わたしがトラちゃんを支持しているからではなく、ヒラリーをまったく支持していないからってのもあるけど、なんちゅうか本中華。
(ちなみにわたしが支持してるのは「ノラリー・クリントン」です。わたしの脳内に棲んでる架空の政治家ですけどね)
セレブリティたちが自分の政治的立場を表明するのは「普通」ではあると思うけど、別に表明しなくなっていいじゃんって時もあるんじゃない?当時のマドンナ先輩のインスタのほとんどがトランプに対するやり過ぎなコキおろしだったので、わたし思わず深読み選手権に走っちゃったよ。
これは、何か強制的な「契約」でも裏にあるんじゃなかろうか、、、、とね。
確かその頃だったかそのあとだったか、彼女はなぜか自分の子供たちの名前を手首にタトゥしたのよね。「あ〜、これは子供を守るために魂売ったな」ってわたし思ったのよね。
それ以前の彼女だったら、例えば「ダボス会議」みたいなもんにも噛み付いたりしたと思うけど。
知らんけどの世界だけどさ。
わたしクラスのベテラン深読み選手はそういう行動心理の背景をついつい読んでしまうものなのよ。・・・・・・ま、ただのカンよ。
その後彼女のポストは著しく悪魔的な様相を呈してきて、見るだけでやな気になるから見なくなった。そもそもわたしがインスタをほとんど見ないってのもあるけど。
そうこうしているうちに、いつしかクチビルお化けとなっていたわけね。
御歳64歳。ここまで露骨に加齢に抵抗する人だと思っていなかったから、その心理をまた深読みしちゃったりしたわ。
でもなんていうか、、、、、彼女は自分の栄光に自分で泥を塗ってるんじゃないかと思ったけど、まー彼女の人生なんだから、そんなこた大きなお世話なのよ。
そんなナウ、40周年メモリアルでワールドツアーを発表したのよね。
40周年記念ツアー決定のマドンナ、『ヴァニティ・フェア』誌で不滅の反逆児スピリットを見せつける
そんで過去のインスタ投稿を全削除した。・・・・・・おもしろい人だなあ。
ツアー発表でヴァニティ・フェアがインタビューを掲載しているみたい。マドンナ先輩にはおなじみの、聖母に扮したお姿。
これお約束のアイコンだけど、わたし、ついこないだ
「もはや聖母の胸にソードは刺さっていない」
って考えてたばかりだったのよね。マリアはもう悲しみの涙を流さない、って思ったの。もう涙を流す時代は去ったというか。「いつまでも泣いてねえわ」的な。
そんなこともあって、このビジュアルは懐かしいけど、もはやわたしには響かない。
でもね。
64歳でワールドツアー。そしてやるからには途轍もないものを見せるに決まってるってことを考えると、やっぱ凄いなって思う。
このクラスの、お金も名誉も尊敬も、集めたいだけ集めた人が、今なお現役でステージに立ち全世界を回るってね、その意欲の源泉はどこから来るのだろう。正直、そのセルフモチベートの仕方を学びたいとさえ思う。64歳の自分にそこまでのバイタリティがあるだろうか、、、、って想像してしまうよ。
クチビルお化けになったことでめちゃくちゃ嘲笑されたし、ある意味逆風吹き荒ぶ中のツアーって、どんな心境なんだろう。敢えて荒波を作り出し、そこに飛び込んでいくのが好きな人なんだろうなって、やっぱり深読みしてしまうわ。
でも退屈から抜ける方法って、実はそれしかないってことなんだよね、誰にとっても。
コンフォートゾーンに居続けない彼女ってやっぱり凄いと思う。逆に、そうでなかったら40年も現役でやってられないよねって思うから、どんだけ自分に厳しい人かはわかる。
まあ、以前だったらツアーには絶対駆けつけようと思ったところだけど、今や「海外に行く」ってことにシラケ切ってしまっているから、、、、、(前回の日本公演の時、次のツアーでは来日公演じゃなくて、自分がヨソの国に行って観ようと心に決めたんだけどね)行くならパリ公演とかかしら、、、とは思うものの、腰が重い。
行ったら必ず感銘ポイントはいくつもあるんだろうとは想像できるけどね。
・・・・・しかし80歳の彼女はどんな風になるんだろう。
あ、こちら、みんな参加してね!
ではまた