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二元性の世界、絶対善の世界、戦場のメリークリスマス、大島渚

その後の世界を作るために


「最新二元論講座」で「絶対善」について説明させていただきました。

(あーーーーーーーっと、ビデオ少し待っててね!!!zoomはクラウド保存ができなくなったので、編集してどこかにアップしないといけないのです)

「絶対善」の説明は今後もう少しこなれてくると思いますが、今は洗練された説明よりも、粗くても観念だけ伝えておきたくて。

 

そんな折、昨晩『戦場のメーリークリスマス』(どうでもいいけど「戦メリ」って言いたくないんだよ。「キムタク」じゃねーんだから)を観ました。

83年リアルタイム当時はお子様すぎてわけわかんなかった。

だいたいが、たけしも坂本も滑舌が悪すぎて何を言ってるのかわからない上に、旧日本軍ていつもバカみたいに声張り上げて怒鳴っているから、さらにわけわかんない。子供であれば戦争の現場でのあれやこれやも含めて何もかもがわからなかった。

(いやいや、戦争関係のあれこれを見るたんびに思うのが、もしあーゆー描写があの時代のリアルだったら、わたしが現場にいたら「え?」とか聞き返して3日と持たずに殴り殺されてただろうよってこと。「そんなに怒鳴らなくても聞こえてます」とか、「敵のいないところでは体力温存しましょうよ」などと思わず言って銃殺もありだったかもね〜〜〜〜〜〜)

よってあの映画は何があんなに評価されたのか、、、、と思っていたけれど、

大人になった今、細かいセリフは追えなくても、精神性の高い完璧な映画だったということが沁みて沁みて、しばらく余韻がすごかった。

粗野で横暴な日本軍の蛮行、、、だけが描かれたと見せかけて、同じ理不尽さ残酷さを英国人も持っていることを、ボウイの弟に対する執拗ないじめを通じて描いている。

弟を守れなかった自分の罪(良心の呵責)が、自分の命の危険を冒しても仲間の命を守る選択に走らせ(これも一つの絶対善の発動の例)、死ぬとなってもそこに悔いはない。あの世に向かう道のりの中で、意識ははるかイギリスに飛び、弟に許しを請う。

日本人だけが、イギリス人だけが、、、、って話じゃなくて、人間存在として持つ「業」や「赦し」、状況下でのロールと互いへのリスペクト。罪と贖い。

いやいやすげえなあ。大島渚って監督のなんたる凄さよ。

大島渚だけじゃなくてあの時代はすごい映画監督が沢山いて、鈴木清順も今村昌平も深作欣二も、、、、数え切れないぐらいいて、みんな「深さのある凄み」を作品に残している。

翻って今は・・・・と言って、あの時代の監督たちに共通することは、みんなリアルな戦争、それも敗戦の体験者だってことを考えると、

戦争ぐらい強烈な体験がなければ「生と死」っていう根源的な二元問題や、「正義と善」という似ているようで全く異なるものの奥行きについて、人間は考えることができないのかしら?

だとしたらあまりにも情けないし、人間の精神的奥行きが戦争によってもたらされるとしたら、戦争は必要悪だという説にも一票入ることになる。

また、戦争ぐらい究極的な状況に立たされるとその人の「本来の自分」が出るものだし、それゆえわたしは3日で銃殺されるけど(無理して長く過ごすよりよっぽどマシなんじゃないだろうかと本気で思ってる)、みんなも自分がどう振る舞うのかシミュレーションしてみると良いと思うよ。意外と人を押しのけても生き残る策を考えられる人だっているだろうし。それならそれで、「思ってるほど弱くない自分」を今発見することができるだろうし。

ま、何より自分が目を背け続けてきたものからは絶対に逃げられないはず、、、、、

 

・・・・・てなことを考えました。

あ、キャスト案は、たけしの役が勝新太郎で、坂本は沖雅也ってのがあったらしい。

なるほどなーーーーーって思った。そっちはそっちで想像がつくね。

 

お付き合いありがとうございます。

ではまた

 

 

 

 

 

 

 

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