「志賀島」ってわたしら昭和の中学生であれば誰でも習います。ヒミコがらみのタイムラインで、金印出てきたところ、と言ったら「あ〜」と思い出すはず。
漢字表記が俺らのイメージ形成に大きく影響するわけだけど、「音」の方が大事。
志賀島=シカノシマ=鹿の島
だよ。
そう考えると、この島にある「志賀海神社」の中に、
鹿のツノが奉納されている。しかもその数なんと1万本!
っていう、ひゃ〜〜〜〜〜!という事実が、「あそっか、だからシカノシマなのかー」って納得する。
ほら。
(画像拝借:https://101yoga.info/%E5%BF%97%E8%B3%80%E6%B5%B7%E7%A5%9E%E7%A4%BE%E3%80%80%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%93%E3%81%84%E3%81%84/)
で、「鹿」と言ったら、今みんなが思い出すのは奈良の鹿でしょうけれど、それってどうなの?
もっと古いのは諏訪の鹿。
鹿と言えば諏訪!
ほら。
諏訪では「御頭祭(オントウサイ)」といって、今でも続けられてる鹿の頭を供する神事がある。
まさに俺ら日本列島に住む者の祖先が、狩猟採集生活をしていた時代の名残り。はじめ人間ギャートルズのあの方々が、急にリアリティを帯びてくる。♪はじめ人間ゴゴンゴーン!石斧担いでゴゴンゴーン!♪
ここで毎年毎年大量に発生する「鹿のツノ」が運搬された先がシカノシマなんじゃないの?
・・・と言って、みんなは「え〜?」と思う。
だけど、日本は海洋国。えっちらおっちらと険しい山岳地帯を行くよりも、海流に乗ってピューッと行ったら早い。物資もいっぱい運べます。
あら?
そう考えると、関東エリアで鹿がつくのは「鹿島神宮」。これもやっぱり、鹿じゃねえですか?そして、海の近くよ。古〜い神社よ。
そう、よく考えたら、わたしたち学校の歴史で「水軍」についてほっとんど習わない。
だけど、今のわたしがざっと想起するに、村上水軍、九鬼水軍、三浦水軍、松浦水軍、、、、、、
各時代の、戦の勝敗を分けるものと言ったら、水軍力だったはずよ。
実際、神風が吹いたから助かった!みたく言われている元寇だって、アホか!そんな偶然のラッキーで勝つわけないじゃん。それは水軍の人たちが防塁を築いたり巧みな戦術を敷いたり、ビシッと頑張ってくれたからってのが事実よ。
そんな水軍について一切言及しない教育ってなんだろう?
我々がむやみに関心を持ったらアレだからよね。だって、数いる水軍も、そもそもは同じ出どころだからね。
要するに安曇族とか海部族とかの愉快な仲間たちよ。
そして安曇について考えると、やっぱし諏訪にたどり着く。
まー、そんなわけだから、今日は「諏訪学」に来てね!どんなにゆるく喋ってもディープだから。
では、お待ちしていまーす!