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【その後の世界】岐阜は残るかもしれないな

その後の世界を作るために


皆さまあけましておめでとうございます。

昨年に続いて、今年も岐阜県は郡上に「白山信仰を巡る旅」ツアー参加してきたんですが、旅レポより何より、今回わたしめちゃめちゃ閃いた、合点がいったので、忘れないうちにメモ書いておきます。

ま、既知外の戯言ですのでほとんどの人にはどうでもいいことです。が、猿でもわかるような気がします。

 

結論から言うと、

岐阜は残るかもしれないな。

って話です。

 

グレートリセットとかなんとか、あたかも悪いことかのように言われてますけど、わたしは良いでも悪いでもないと思ってる。

要するに淘汰の時代に入ったってこと。

けど正直に言えば「良い」寄りでレリゴーです。みんながお金というカルトだけを信じて自然と神を忘れた文明は、行き着くとこまで行っちゃった。民主主義も資本主義も、誰も幸せにしていない。要するに失敗したんだから、ぶっ潰してやり直すしかないじゃん、キャハ!みたいな感じです。

子供の頃から漠然と思っていた「世の中はどうしてみんなそんなことに必死なんだろう」は、大人になったら「結局それ、しょせんお金のことじゃん」てことになり、跋扈するエセのゲロスピも、よくよく見てりゃお金の話しかしてないじゃん(笑)みたいな。つまり大きなところから小さなところまで、要するにお金に支配されてるだけ。その最たるものがセンソーって話。小さなところでは、わずかなカネを持ってるだけで優位性をアピールせずにはいられない、または劣等感を刺激されてたまらないといったような。ビルゲーに比べたら全員ビンボーでわずかなカネしか持ってないのに、そこでもガタガタしているのが人類というもの。

もう富士山怒って「やっちまいな!」となったっていいでしょう。

 

地球の歴史では、過去もそういうことがあって、そのひとつがノアの洪水みたいな話として残ってる。水はキーワード。

水は全てを洗い流す。「水に流す」という日本の言い回し。ご破算にするってこと。

南海トラフ的なものもその一環で、大地が割れて水が来る。ここに天蓋が割れてさらに水が一気に流れ込んでくるのかなんだかわからないけど、地上は水で覆われる。

大地が割れて新たに隆起もするだろうし、陥没するところもあるでしょう。それが艮の金神で、国之常立神ってこと。遅かれ早かれ我々はそれを体験する。

日本列島はほとんどが水に沈むはずで、一部の山脈が頭を水から出してるような状態になる。

・・・てところで、思い出すのが飛騨山脈。

この辺りは日本で最も古い地層。最古層。飛騨口伝では、人類はここから発生したとまで言ってる。

お金も石油も取り上げられて、さ〜皆さん、今からせーの!で生活始めましょう!ってなった時に、口座にいくら持ってるとかは関係ないでしょう?

人類てか、列島に住む人ほとんど死滅してる時に「価値ある人間」ていうのはゼロから生活作れる人なんじゃないの?

つまり肉体的にも精神的にも強くて、知恵がある人。山を拓き平地を作り、小屋を建てられる人。木を切って薪を割り、火を起こせる人。鹿や熊を狩り、捌き、今日の飯と保存食を作れる人、、、、その他いろいろ、実スキル。

『復活の日』も参考になるよ。女は子供を産んで資産(=人類)を増やすことが最大のスキルになるよ!

さらに、その場所には豊かな清い水があること。

水があれば人間は生きられる、耕作もできる。さらに、電気が作れる!

 

・・・・・てなことを考えていくと、それって岐阜じゃん!(他にもあるかも知れないが)

飛騨ー白山から流れる豊富な伏流水によって、今も彼らは生きている。標高高い山奥の石徹白では集落を水で発電している。

冬は豪雪夏はクソ暑く、山に閉ざされたその土地は、昭和以降ではおよそ人が暮らすに不便極まる土地でも、ずっと守られている暮らしがあり、自然崇拝があり、知恵の蓄積がある。逆にいうと浮ついた人は住めない。

そう、白山!命の源流。

水それ自体が「循環」の象徴。水によって滅ぼされもし、生かされもする。生きると死ぬをつなぐもの。

また地球自体も、こういう話で、終わることなき循環。

バカな人間が余計なことをしなければ、勝手に巡り、生命を潤す。

それを骨身にしみて分かっている人間だけが生き残るに値するし、そうでなければバカがまた繰り返すんだから、徹底的に淘汰されたら良い。

白山信仰とは、お山の崇拝だけでなく、根底にあるものは生と死の循環という自然摂理への信仰。

命あるものは、然るべきタイミングで肉体を失い、魂を所定の場所に昇華させ、また地上に戻る仕組み。

生に執着し死を避ける「今」の文明は白山信仰ではない。ポジティブだけ見てネガティブをなきものにする幼稚な文明の行き詰まりがお薬と生命保険の発達(爆笑)。どちらもしょせんお金の話。

 

今回もまた郡上〜白山文化圏の暮らしを見て、わたしは確信した。ここは残るだろうし、ここは希望なんだろうと。

さらに、ここには古今伝授という和歌の文化と能と踊りの文化が根付き、発酵という菌文化があり、妙見信仰がある。さらに言うと、郡上ではいまだに「頼母子講」があって(ほんとだよ!)、お金を有効に回す使い方を人々が共有している。

また中世から続く反骨の気質、日和らない精神、一致団結する「輪」の気持ちが続いている。

てことは「すべて」ある!ってこと。

移住してくる人も、この厳しい暮らしを楽しみ地区に根ざすような人たちで、「ノマド」的能天気とは縁遠い。

あ、そーいや、「ねじねじ」の三浦さんも岐阜に拠点作ったな。

 

 

ツーわけで、

今こここういうタイミングで、ここは残っていくんだろうと確信して、わたしはなんだか、非常に安心しまして、

心置きなくオサラバしようと思いました。サヨナラサヨナラサヨナラ by淀川長治

どう考えたってわたしなんか淘汰される側。特に異論もありゃしない。

のほほんと暮らす加山雄三文化圏でしか生きられないわたしが、今更移住してどうすんの。なんの役にも立ちゃしないよ。

卑下してるわけでも、絶望してるわけでもなく、冷静に見てそう思うし、自分は加山雄三文化の賜物だと思うからこの文明に感謝もするし、人生に満足もしているよ。

しかし未来はここではないだろう。後は任せた!と思ってるって話。

万が一生き残ってしまったら、もう夫婦とか恋愛とか家族とかそういうものではなく、生きる術、作り出す喜びを持つ人たちと、共同生活をしてみたい。

 

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