松代大本営 〜人間てすごい!でもどこか不自然な話

松代に着いたらば、目の前を白鷺がピョンピョン歩いて先導してくれて、羽ばたいたと思ったら屋根の上にちょこんと乗っかった😀 幸先よし!

 

下の水路には鯉が泳ぐ。

そもそもここは江戸時代からの城下町。

街のあちこちには真田の家紋六文銭マークがあしらわれている、誇り高き人々の街とお見受けした。江戸時代のビッグネーム、佐久間象山も輩出している。

象山という地元に愛されるお山があり、佐久間象山はそのお山からとって号を名乗った。そのお山の地下に作られたのが、「象山地下壕」。

 

 

松代大本営については、とてもとてもこんな記事で紹介で謎の全容をお伝えできるはずもないから、「脱力近代史」でそのうち詳しくやるとして、ざっと印象だけ記しておきます。

 

 

これが地下壕の全容ってことになってるけど、このハンパない規模!ちょっとビビらない?

 

うち、見学できるのはこの範囲ですよ、と。

 

しかしさーーーーーー

前回も書いたけど、

たったの1年でこんなに掘れるものなの?いくら作業員をめちゃくちゃ働かせたって言ったって、重機もないのにあんた。

それで計画は、この壕の中に各省庁のほかNHKから電話局から移転させたろって話だったんだけど、そもそも無理ゲーじゃないですか。

 

初期の計画では、象山地下壕に政府機関、日本放送協会、中央電話局の施設を建設。皆神山地下壕に皇居、大本営の施設が予定されていた。しかし、皆神山の地盤は脆く、舞鶴山地下壕に皇居と大本営を移転する計画に変更される。舞鶴山にはコンクリート製の庁舎が外に造られた。また皆神山地下壕は備蓄庫とされた。3つの地下壕の長さは10kmにも及ぶ。

 

しかし、同じ時期に日本海軍は千葉県は富津の山の中に、やっぱり10キロぐらいの地下壕を掘って「海軍工廠」として戦闘機の部品とか爆薬とか、地下でもろもろ作ったりしてたんだよな〜。

高尾山エリアにも、最大級の地下壕あったんだよねえ。。。

https://www3.nhk.or.jp/news/special/senseki/article_174.html

 

 

で、現場では説明員の人がついてくれるツアーがあるらしいんだけど、今回案内してくれた地元の先生によると、

「この手のものってなんやかやイデオロギーがついた話になってしまう」って仰ってて、「高校生にこれを見せて、単に戦争反対!しか言わないようにさせるのはどうかと思う。物事は客観的に見ないと」と続けておられた。

それを聞いて、正直ホッとしたワタクシ。

実はそういうイデオロギーちっくな先生だったらやだなーと密かにビビってたんですわ。

や、もう、ほんと、これに関しては言いたいことがありすぎて!

「戦争反対!」なんてあたりまえ中のあたりまえのことを言うのが、さも正しい人かのように思ってる人多すぎる。

しかし考えてもみなよ、我々クラスの立場では反対に決まってんじゃん戦争なんか。

「戦争反対」って言ったところでどうにもならない、だって戦争は作られるものだからって、我々生きてる間に世界で起きたことをいろいろ見ているわけだから、いいかげんわかってるわけじゃん。

だから「戦争は悲惨なものです。反対です」を結論にすることに意味があるとはまったく思えない。あたりまえだから。

 

 

てな訳で、坑道へゴー!

我々が入れるエリアは電灯も付いてるのと、崩落防止策がとられてる。

 

 

しかし、わたしが気になったのは、この岩質よ!

う〜〜〜〜〜ん、、、、どう思う〜?

これさーーーーーーーーーー

本当に、それ目的の地下壕だったの〜?

それにこの岩質から見て、本当に1年で掘られたの?(やっぱどうにも合点がいかない)

 

突貫工事だったからっていうのはあるにしても、わたしが不自然だと思ったのは、

排水が一切考えられていないことよ。

だって、岩の中って水が出るんだもの。通路の両脇に、水を通すための側溝みたいなもんが作られてなきゃおかしいのよね。だってNHKとか通信施設持って来るつもりだったんでしょ?

治水灌漑に長けた日本人が、それを考えていないはずがないってわたし思うのよね。

 

いや、なんだろうな、

なんだろう、この松代移転計画自体が、巨大な謎だと思うのよね。わけわからないの。

海軍も至近距離に地下壕掘ってたらしいわ。

海のない長野に海軍が地下壕を掘った?その意図は?

 

・・・・まあいいや、この辺の話は、「脱力近代史」でじっくりやることにします。

 

 

ただ、見て思うのは、

人間てすごいな

ってこと。

なんか途方も無いことを人力でやり遂げてしまうんだもの。そこにはただただリスペクトしかない。

もちろん、この壕は掘っただけで、この後さらにコンクリートを打って固めて、人間が居住できるようにするわけだから、「完成途中」ってことなんでしょうけど、

いやいや、それを考えると幾ら何でも計画が大規模すぎて、敗戦濃厚になってから着手するような話でもなかろうにって思えてしまうのは、当時の空気を知らないからなのかなー。

しかも、それを考えると、こんな細い坑道をたくさん作ってるけど「部屋」に相当するところがないのはなんで?これじゃ全部「通路」じゃん

とか、疑問はいくらでも出てくるのよ。

 

実際見て、やっぱし謎しか残らなかったのでした。

 

地下壕を出て、次に大本営跡地と天皇の御座所を見に。

今はのどかに、鮮やかなお花が色をつけてる。

 

 

 

う〜〜〜〜〜〜〜〜ん

この、地球の裏で行われる核実験振動すらも観測できる地震観測データは「アメリカを通して」全世界に発信されてるんだってさ。

でも今まで気象庁によるオフィシャルな地震予知ってされたことないよね!

ふ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん、、、、と思ったのでした。

 

色々と不自然だと思ってしまうんですよね。

 

 

以上。

 

LINEで繋がろう!

友だち追加 ・大きな声では言えない真面目な話 ・お得な情報 ・クダラネー話 なんかが届きます!

松代大本営 〜人間てすごい!でもどこか不自然な話” に対して1件のコメントがあります。

  1. みか より:

    謎多きシェアをありがとうございます(≧▽≦)

    松代…
    確か海でしたよね?古代は。

    そこに大きなヒントがあるよに思いながら読まさせていただきました(ー人ー)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA