なうの政局の裏側にある長い歴史
政局がめちゃめちゃおもしろいじゃないですか。
キョーさんとかリッケンとかの支持者たちから「イシバ辞めるな!」っていうデモが繰り広げられてるとか。他党のどなたかは「自民の総裁の中で一番良い」とかなんとか仰ってるとか。
何それ?

いやーーーーーーーーーーーーーーこの現象ねえ。
前代未聞て言われてますけど、いやいやいやいや、我々「近代史」チームとしては「ほうら!ドン当たりじゃん!」て話でして。
この背景にある「歴史」を紐解いたのが6月5日。
まさか1ヶ月後、こんなに早くその証明が見られるとは予想だにしてませんでした。
もしかしてわたし予言者としての能力を開花させつつあんのか?(な〜〜〜〜〜〜〜〜〜んてね!嘘です)
ってぐらい、ドンピシャですよ。
これね。
まあタイトルがねえ「キリスト教」ってしてますから、皆さまピンとこないかもしれないんですけど、でもね、「話はそこから」なんですよ。
だって、今起きているこの現象の背景は、昨日や今日始まった話ではないです。
かいつまんで書きますよ。
1549年ですか?イエズス会宣教師が来て、キリスト教広まった。キリシタン大名とか続出した。
イエズス会宣教師の中にワルがいて、日本人の人身売買に関与してた。
秀吉先輩がアッタマ来て「バテレン追放令」出した。そんでやがて鎖国した。
(・・・授業で習うのはそんな話。だからマジで「鎖国」してたと我々思い込まされてた)
ところが徳川幕府だってバカじゃないんだから、海外情報だって欲しい。
そこで「貿易」するならいいよってことで、オランダとかイギリスの人たち入れてました。この人たちプロテスタントです。
つまり「出てけ!」ってなったのはカトリック勢。プロテスタント勢(ほとんどの宗派ぜ〜〜〜〜〜んぶ)は「開国」までに出揃ってました。
そして「維新」ですわ。
で、この時、プロテスタント勢は日本をキリスト教国にしたろという狙いで、横浜、札幌、熊本なんかに拠点を置いて活動したわけです。
この野蛮な非文明国を、優れた西洋の俺らの文化で染めてやるぜ!みたいな話です。
この拠点グループのことを「バンド」といいます。
中でも「熊本バンド」ってのが一大勢力でした。この熊本バンドのメンバーが新島襄と共に同志社大学を作ったわけです。
で、イシバの母親は、熊本バンドの主要メンバー金森通倫の孫です。直系です。だからシゲルは4代目ってことになります。
で、シゲルも熱心なクリスチャンとして有名ですが、じゃ、それは何を意味してるのかって話です。

話を戻すと、
プロテスタント勢力が明治日本を作ったわけなんですが、そのうちプロテスタント布教は「ユニテリアン」といって、もはやキリスト教ですらない思想の集団に移行していきました。
ま、これは、ヨーロッパの階級主義的なものに辟易した(というより相手にされなかった)福沢諭吉が、積極的にアメリカ系宣教師を抱き込む策に出たからなんですが、
ユニテリアンていうのは要するに「社会・共産主義」に近い思想集団と言ってよい。
そこで労働運動だとか、労働組合だとか、そういうものが日本にも導入されたわけです。
「キリスト教」っていうのは既にただのお面というか、まあ、隠れ蓑みたいなもんで、もはやそんな実体ではない。
ついでに言うと、アメリカでLGBTQとかの推進をなさっている方々の中心もこの方々なんですね。「多文化」とか「正義」とか「平等」とかを大切に掲げていらっしゃるようです。
三田に、労働会館てあるんですよ。
そこは昔「ユニテリアン会館」だったんですよ。
ほら。

鋭い人ならわかりますよね。労働会館であると同時に「友愛会館」ですよ。大正元年からのお話ですから、もはや日本の「伝統」と言ってもいいかもしれないです。
「友愛」。
友愛ですよ。わかりますよね。
でね、労働組合の連合体が「連合」とか「全労連」と呼ばれている団体です。
この方達はキョーさんとか今は亡きシャカイトー、なうのリッケンとかの支持層ですよね。
ここまできたらもう、わかるでしょ。

ちなみにね、その労働会館なんですけどね、でかいビルで、地上から数階はホテルが入ってます。
ローズホテルっていってね、中華街にあるやつ。運営元は聘珍楼です。
そこに泊まるとね「ドラゴンポイント」が付くらしいですよ。
ドラゴンね。
あーそうか、そういうことか。中華だもんね。
超端折ってますよ、この話は。
ただもう、陰謀論とかバカバカしくなるでしょう?だってこれ、誰もがアクセスできる「事実」の情報ですよ。
詳しくはビデオ講座をじっくり見てください。
事実に対して怒ったり、嘆いたり、まったく意味ないです。ただ脱力するのみ。
こんだけ長い歴史の末に、今があるってことだけ、わかるんですよ。
ギャンギャン撒き散らされるノイズに惑わされないためにも、知っておくことが大事だと思ってます。


