そんなにすごかったならローマはなぜ滅んだの? 答え「水」
二十歳の時、学生のツアー旅行で初めてイタリアに足を踏み入れ、コロッセオとか、フォロ・ロマーノとか、誰でも知っている遺跡のあれこれを現地の日本人ガイドさんの解説を聞きながら巡りました。
どこに行っても、ローマ帝国がいかに凄まじかったか。その爛熟した文化も、軍事組織も、娯楽や衛生も、すべて「紀元前」に完成してたわけで、話は理解できるし、その残骸である遺跡を見ても理解できるわけなんだが、それでも想像つかない。
そんなに昔に、そんなことが可能だったなんて!というのは、我々が「時間感覚の奴隷」だからなのかな。
中でもうおーーーーーと思ったのは、「治水・灌漑」の設計で、ローマ全域に上下水道、および道路網が張り巡らされていて、一部は今でも現役で使われている件。
しかしわたしはどこかおかしな人間で、みんなが賞賛のため息をつく中、ふと湧いてきた素直な疑問を質問したのでした。
「だけどそんなに優れているなら、なぜ滅んだんですか?」
その時のガイドさんは即座に「水だよ」と答えてくれました。
曰く、人々が狂乱に明け暮れ、怠惰になり、衛生管理がゆるくなった。水の純度が下がり、汚染され、要はおかしな菌が蔓延した。水を使わない人間いないから、みんな死滅した。
今となっては、ローマが滅んだ理由を検索すればそれぞれたくさん出てきますし、そのどれもがもっともらしく、どれもがなんか足りない気が自分にはしているわけなのですが、
ともかくわたしはなんか変なことだけはきっちりメモリーさせる特質を持っていて、このエピソードは今の今までずっと忘れていません。どこでこの質問をしたのかまで覚えています。コロッセオです。
で、この説が正しいかどうかはどうでも良いんです。
水やられたら、人は生きられない。
それだけがインプットされました。
日本の水事情がどうなっているか、キャッチアップされている方も多いかと思いますが。
ところで、この記事、何度読んでも結局よくわかんないんですよ。どなたかわかります?
米国の12倍ぐらいの基準値でオッケーってことでしょうか?アタマ良い人が書く記事って、アタマ悪い人にはわかんないんですよね。
わかんないように書くスキルが高いんですから。
まあ、そんな話を明日にでもしますが、パスワードかけますので、LINE登録しておいてください。
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