既知外の皆さま、無事明けましておめでとうございます。
北から南から、あっちゃこっちゃで揺れています。台湾の人の無事を祈る。本日も無事に明けたことがどんだけおめでたいことか、つくづく噛みしめちゃうよね、、、
揺れが「オーガニック」にせよ「アーティフィシャル」にせよ、もはやどうでもいいんです。いずれの原因にせよ、大変革期に入ったことだけは間違いないんですよね。
オーガニックといえば、リアルオーガニック、掲題の件。
時代は「土活」ですよ。ツチカツ田中。とにかく土を作りましょう。
だいたい自分で食べるサラダの葉っぱぐらい、自分で作れるようになったほうがいいじゃん、ていう話ではありますが、まーこの先食べ物関係はいろいろと予想されるわけです。多くは言わなくてもわかるよね?
わたしは去年から始めたテスラ農法も、ただテスラ棒を立てりゃいいってもんじゃないことがわかり、冬からせっせと土づくりに取り組んだ結果、今年は種から育てたものが、去年よりはるかに良い作物の収穫が可能になってます。
スナップエンドウなんかは、今年もう何度収穫したかわからない。家族2名で苗は5つもありゃ万端です。九条ネギもめちゃくちゃ良い生育。そら豆は今、身を膨らませつつあるし、イタリアのファーヴェもメキメキ育ってます。
で、大事なのは「タネ」を取れること。これめっちゃ大事です。
「タネ」ってお宝です。タネを持っていれば、人に渡して作ってもらうことだってできるもん。
手を入れられるお庭がある人は畝を作ったらいいし、ない人は「超極厚」ビニール袋を探してプランターにすればいいです。もちろんマイ畑を持っている人はそこでやればいい。
完全に無農薬で良い土壌が出来上がれば、その土にぶち込むだけで野菜は育ちます。
あるお友達は、買ってきたほうれん草の根っこ周辺部分を指したらグングン育ったと言ってます。この人は水菜とか小松菜とかなんでも土に挿して育つか実験してます。
これは非常な知恵で、もしこの先苗が入手できなくなったとしても、この方法があるよと知っていれば怖くない。
ただ、土づくりって時間かかります。土買ってきて植えりゃ育つってわけでもないから、今すぐ取り組んで状態を整えていくことが大事。
しかしこれも別に難しく考える必要はなくて、単純な話、土の中に菌がたくさん住んでる状態を作れば良い。
つまり菌がたくさん住める環境を整えるってことで、落ち葉や雑草、もみ殻や藁なんかを集めてきて(わたしなんか正月の輪飾りとか、お焚き上げしないで活用してる)、糠を入れて、入念にやるなら納豆菌(納豆食べて、容器を水につけとけば、水に納豆菌が溶け出すよ)をかけてしばらくほっとけば、完璧です。
冬の間に土を準備しとくのが理想だけど、上記の方法で今から取り組んで、2〜3週間ほっとけばとりあえずは植えられるんじゃないかな。
とにかく最初はうまくいかなくても、取り組みを始めることが大事だよ。そのあとで改良していけばいいので、着手早けりゃ早いほど良い。
まーーーーーしかし、人参一本できるまでに、たまねぎ一個丸くなるまでに、こんだけ時間かかるのか!と知ったら促成栽培の恐ろしさにゾッとする。売られている野菜、化学肥料まみれ農薬まみれ。ほっといたら溶ける野菜。自分でつくるようになったらその辺の野菜がどういう作られ方してるのか、想像つくだけに気持ち悪くなっちゃったよ。。。
ま、でも100歩譲って、そんなものでもまだ売られているうちはいいです。近所に畑がいっぱいあるエリアの人もいいです。
だけど例えば俺んちみたく、周りに畑なんかないよっていうエリアの人、庭もないよっていう人は、「超極厚」ビニール袋でベランダで始めて下さい。30リッターでも良いので、まず一つか二つの袋を良い状態にしてみることから。
そんなマイクロ級でも、原理がわかれば畑でも展開できるようになるもんね。
去年はウリハムシという、ウリ科の植物を食い尽くす虫の巣窟になってしまったカボチャも、今年は絶対成功させてやるー!これは苗を買ってきたものだけど、そのうち種からもやってやるんだ〜!
とにかくわたしはこの「ビニール袋栽培」という知恵に出会って、ほんっっとうに楽しい!呼吸できないプラのプランターではあり得ない、非常に合理的で優れたシロモノ。いや本当にいいものを分けて頂きました。
土と植物はものすごい発見を日々与えてくれるし、天の恵みというものに深く感じざるを得ない。虫の業界の皆様と植物業界、菌業界の皆様の驚異的な繋がり、循環に心躍る日々でございます。
野菜をつくるということが、こんなにも実験魂を掻き立てるものだったとは!って感じ。
めちゃめちゃ楽しくて、その上、食べられるってすごいよなーーーーーーーって思います。
畑があったらどんなに楽しかろう。でも家から畑までが遠かったらまったくやらないと思うから、まーこれで十分いいのかなって思ってます。