土曜日、早起きして丹沢の方に紅葉探しに行こうと思っていたのに、絶不調で起きられなかった。前日からの頭痛、依然として良くならない腰の違和感、吐き気、、、もーーーーー、ほんといつまでこんな感じだよ〜
10月からDN騒動で週末は病院だのなんだので潰れること多し。11月からはわたしのシェーーー!問題で長引く絶不調。この絶不調って、とにかく「やる気一般」を著しく阻害するもので、まーこれまで騙し騙し仕事をしているけど、とにかく活力からは程遠い。腰回りの鈍痛ってこんなに気力を奪うものなのか、、、、って、巷で腰が痛い痛いいう人の気持ちがよくわかったよ。
クッソー、しかし今週ぐらいのんびり山の方に行きたかったのに、、、、と思ったらなんだか腹立ってきた!
それで、せめて稲村温泉(うちから5分)でも行こうと2時過ぎぐらいに家を出たんだけど、大山(ダイセンじゃないよ、オーヤマだよw)あたりまで行ってみよーか!となって、行っては見たものの紅葉なんかポチポチで。
かーーーーーー!
なら、このまま河口湖でも行ってみっか!となって、強風で枯葉舞い飛ぶ中央フリーウェイ。車が横転するかと思ったよ。♪風が強くて〜〜
富士山を覆うワニの顔w
河口湖に着いたら17:00だった。
いや〜〜〜〜〜〜〜〜〜、富士山はいいねえ。この姿を見るだけで、泣きそうな気持ちになるよ、美し過ぎて。THIS IS JAPANだよ、ザマアミロ!
ふとここで、DNが「どっか泊まれるかな」と言いだし、河口湖畔は空いてないから、どこでもいいやと思ってBooking.com。
なんでもいいから今日泊めてくれるホテルを探して予約を入れた。
しかしわたしは「稲村温泉に行く」だけのつもりで、トートバッグの中にタオルとパンツ以外何も持っていない。必然的に明日はドすっぴんの上に、髪も場末のスナックママみたいなバサバサ必須なわけだが、どーせ車だしオバハンたるものそんなこたもはや気にしないWWWWWW。オバハン無双!いや〜つくづく自分がオバハンになって良かったと思った!
ホテルはインバウンド専用か?ってぐらい日本人は俺らだけ。
うぎゃーーーーーーー!!!!
朝、目が覚めたらなんと目の前に朝焼けでピンクの富士山いた!夜着いた時はわからなかったから、朝から絶叫!
いや〜〜〜〜〜〜〜〜、期せずして行き当たりばったりのプチ旅に、こんなご褒美ついてきたとは!人生でこのエリアに何万回行ってるかわからないけど、こんな光景を見るのは初めて。
これが前頭葉を使わない人間への、神からの回答とみた!
お日様が上り、見る見る白くなっていく富士山。引き換え俺は雪化粧さえできぬw しかし意地でもドラッグストアに飛び込むことはしない!(なんの意地だかわからない)富士山は俺が場末感でも気にしない。
8時にはホテルを出て山中湖へ。
途中、いっぱいある浅間神社のひとつに寄ったら、神様まだ寝てた。
そこで俺は非常にマニアックなものを見つけてしまった!
この、額の左にある「土方久元」という名前、、、、、あら?俺は知ってる、知ってるぞこの名前!
そう!これは先日noteに書いた、大石凝真素美の生涯において、
https://note.com/kaorissima/n/n28a8ad4a0dda
宮中某重大事件につき宮内大臣土方久元に書簡で進言するも、葉書であったことが法に触れて津裁判所にて取り調べを受け、裁判長にたしなめられる。
とあったではないか!!!!おーーーーーーーー、まさにその人だ!(誰ともシェアできないたった一人の熱狂)
朝っぱらから賑わう忍野八海。何十年ぶりか!
ガキの頃はこういうところに来ても何が面白いのかわからなかった。今はこころ震えるから、オバハンになって本当に良かった。
すでにここからの富士山は姿を変えている。
紅葉も撮ったっちゃ撮った。
本栖湖からの富士山は1000円札。
これは朝霧高原の方だったかな。頭が真っ平らに見えるところ。
いや〜、日頃、富士山のこっち側(河口湖〜山中湖〜芦ノ湖方面)はしょっちゅう来るけど、向こう側までぐるっと、360度すべての方角から見ているこんな機会はなかったから嬉しい!!
やっぱし富士山ていうのは特別な存在なんだよ。
滝を覗き込む。富士山
この滝に虹が出るのは年に数回だよと、駐車場のおっさんが興奮して教えてくれた。
これは富士宮から。
富士宮浅間神社。確かここは宮司が和邇氏の末裔じゃなかったかしら?
ここまで来て、朝はホテルで左に見えてたたんこぶが、今は右に見える。
そして、最後に芦ノ湖上空からの富士山。これにて一周完了!
世界にいろんなお山があるけれど、どう考えても富士山ほど美しい山はないと思う。
日本で一番高いお山、世界では何番めなんだろ?5番めぐらいじゃない?俺はつくづくスケールが小さいか、身贔屓が過ぎると思った。
・・・・・・検索したら108番めだった🤪🤪🤪 えっ、そうなの????なんだか急に可哀想に思えて「いいんだよ、でかきゃいいってもんじゃないんだよ」と富士山を慰めた。エベレストはでかいかもしれないが、富士のようにエレガントではないさ。
インバウンドの人たちみんな富士山見に来るけど、俺ら日本人がこの姿に対して感じるような、えも言われぬ感情は、彼らには絶対わからないんだろうとも思う。
しかも、こんな優雅と見せかけて「いつでも噴火したるぜ!」という闘志を秘めてはる。そして富士山は、このどうしようもなく無味乾燥な関東平野唯一のエネルギー源となってくれている。ヤツを怒らせたら俺らヤバイぜ!
というわけで、考えてもいなかった富士一周の週末。こんなのは、計画してできるものじゃなく、思いつき行動の賜物。前日の嵐のおかげで、ずーっと雲ひとつない富士山は奇跡。
この日、ありとあらゆる道の駅に寄り、合計20回ぐらいトイレに行った。俺はさすがに腎臓が悪いのではないか?と思ったが、帰ってきたらむしろ腰がだい〜〜〜〜〜〜〜〜ぶ楽になっている。
推察するに、富士周辺の磁場と振動数、それから車の物理的な振動が毒素排出を促したのではないかしら。ある意味、令和の「富士講」だったのかもしれない。
で、帰宅したら、エアコンも電気もつけっぱなしで、
あ、そうだ、行き先は稲村温泉だったってことを思い出して、超ウケた!