前の記事を書いてる最中、とんでもない訃報が飛び込んできました。
ショックです。
師事していた「武ノ道」の師匠が亡くなりました。
今年に入ってから、なんかお加減が優れないようで、東京の稽古は代役の先生が務めることが多くなった。もしかしたら、相当悪いのではと仲間で話していた矢先。
この先生でなかったら、指導を仰ごうという気にはなれない、素晴らしい方でした。
武術の心得ではなく、人生への向き合い方を丁寧に指導してくださいました。質問者の意図をしっかり汲んで、絶対にはぐらかすことなくピンポイントで適切な短い答えを返してくださる方でした。
ご本人は奥義を極めたから、いつ旅立っても良かったのだと思う。
この先生に出会えたことがありがたいし、かーーーー!と思いながらも合宿に参加してよかった。教えていただいたことを改めて反芻してみようと思います。
しかしこういうのは本当に嫌だ。
わたしより若いくせに、わたしより早く去っていくなんて。
ここでわかったような悟ったようなことを言いたくはないです。
誰しも明日も存在している確証はない。
「健康に気をつける」ではなく、「いつ死んでもいいように生きる」が、ともかく一番大切なこと。「いつか」なんて永遠にやって来ないですから。
そして、身の回りにいる人に誠心誠意接すること。二度と会えなくなるかもしれないのだから。
白川先生、本当にありがとうございました。