オサナイカオリノシゴト

KAORISSIMA ENERGY WORKS

コンプレックスを原動力にする人の限界

その後の世界を作るために


既知外の皆さま、本日も無事明けましておめでとうございます。

 

長渕剛さま。

いまだかつてこの方を一度も「イイ」と思ったことがない。いやもちろん、時々とっても良いこと真っ当なことを仰っていて「そうよねえ」と思うことはあるにせよ、根本的に苦手です。あの方ご本人も嫌いだし、あの手の方、つまりコンプレックスを原動力にしている方が苦手というより、嫌い。彼がターゲットとしている層、つまりウダツ上がらない、社会に疎外感を感じてウサばっかりたまってる人たちに向けた曲もまったく相容れない。それならヤツが真似っこしてるブルース・スプリングスティーン聴く方がよっぽどいいだろう。

今回なんだかガタガタしている件も、さもありなんと思ってしまう。昔、桑田が彼を揶揄する曲を書いた時から、あーどうせそれもんの人なんでしょ、と思ってたよ。

ま、なんつーか、要するにやなんだよ、あーゆーのが俺は嫌だ。

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しかしなんだろうねえ、同じコンプレックスをバネに系でも矢沢永吉さまとはまるで違う、ということにも気づいている。

矢沢永吉さまだってわたし好みの路線ではないけれど、彼の語る言葉は実戦ベースだから含蓄があるし「なるほどな、この方すごいな」と思わせる。勉強のために著書『成りあがり』を読んだら痛く感銘を受けた。ステージも一度は見てみたいとは思う(思うが自らチケット獲得するには至らない)。

矢沢永吉さまは堂々としていて、もはやコンプレックスの域はとうに脱している。秀逸なビジネスマンでもある上にほぼ哲学者に近い。また「ええかっこしい」の度合いが図抜けているからご自身で設定している美学に基づいて行動し、カッコ悪いことはなさらないのだろう。自らを3人称で語ることから、作り上げた矢沢永吉というキャラクターを俯瞰で見ることにも長けていて、矢沢永吉さんが彼ご自身を引っ張ってきたのだろうなと感じさせる。

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成田悠輔の対談に長渕氏が出てきたのを見たんだけど、おそらく収録は、例の暴露事件以前のものなんだろうが、成田さんほどの人が、どうして彼をこんなに持ち上げるのか、それは哀れみから来ているものなのか、とか、あるいはこいつマジやばいと悟って、危険物取り扱いのヨイショ戦法をとったのか、とか、あるいは成田さんて意外とアレなの、バカなの?それとも長渕の何かに本当に共鳴しているの?とか、ちょっと成田さんの心境について読みを巡らせてしまった。

長渕氏の喋った内容は、相当ヤバい、、、というのは世間で言うところの犯罪的なヤバさのことではなく、その心理が相当ヤバいという意味だけど、根本的なコンプレックスの他に、なにかひとつの強烈な思念に取り憑かれていると感じた。まあ、旧日本軍的な何かの因縁かも知れない。血と暴力、鬱屈したもの、恨みつらみ、祖国と国防、、、、

余談だけれど、自分のコアがない人は、「憑かれやすい」から、人格をジャックされやすい。そらそうだよ、「自分」が入るべき場所が空洞であるなら別な何者かがそこに侵入するからね。

サングラスの奥の目はチックのように引きつった動きを繰り返し、常に落ち着きなく口をヒクつかせ、話に向き合うというよりは常に自分の喋りたいことをまくし立てる、あらゆるツッコミ要素はあらかじめ想定し尽くしていて、予定された想定問答集に沿って答える、途中からわたしはひたすら憐れみしか感じなくなった。

イケてない人たちのカリスマとして君臨して、要するに成功者になったはずなのに、この人の中には埋められない空洞があって、何をやっても、どれだけやっても、その空洞が埋まることはないのだろう。この人は、だから、常に何かに背中を追われていて、リラックスすることができないんだろう。

かつてこの人は、ガリガリで弱々しい感じの、なんか辛気臭い歌を歌うフォーク歌手として出てきた。その時、今みたいな喋り方じゃなかった。それが気がつけば東京への恨みつらみを歌い、ヤクザの役をやり大ブレイクし、さらに気づけば筋骨隆々でバンダナ巻いたブルース・スプリングスティーンみたくなってた。そして祖国と国防についての意見を常にせわしない口調で語る人になっていた。

そして自分で築いた名声を、しょぼい犯罪行為で最悪な形で葬ることになった。この長い時代タームの終わりと共に。

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コンプレックスを原動力とする人って、必ず人を傷つける。それも、かなりな程度で。そして、それを繰り返す。繰り返し続ける。人を利用して、用がなくなったら逃げる。

卑屈で、わたしは嫌いだ。

「強くなる」ことで解決できることなんてたかが知れてる。誰かを見返してやる!のモチベーションで到達できる喜びなんて、たかが知れている。どうせ次なる敵が現れて、完膚なきまでにやられるよ。

そういう動機で何かを得られる時代は終わった。それを長渕さまの一件が見せてくれてる気がしてる。

みんな勘違いしている。コンプレックスは克服するものじゃないんだよ。「なぜ、それをコンプレックスに感じるのか」を紐解かない限り、同じところをグルグルするだけだって。

なんでもない自分を愛せない人が言う愛とか平和とか、リスペクトとか、俺ほんっとウソだと思う。ほんと嫌いなんだわそーゆーの。

 

 

あ、対談はこれ。

 

 

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