本日も無事に明けましておめでとうございます。
深山幽谷とはこのことか！という吉野の話をしたいのですが、その前に！
いや〜〜〜〜〜〜参った。ついにナーコロの襲撃を受けたよ！
って言っても、検査もしてないから、多分そうだと思うってだけだけど、風邪とは全く異なる状態になるってことが、ようやくわかったよ。
「どうせ風邪がひどくなったようなもんでしょ」と想像してたけど、タカククリヒメだった。ぜんっぜん違うわ。こりゃ別種のものだわ。
5月の末のある夜、突然鼻水がポトリと落ちて、寒いのかな？と思ったら、翌朝から喉に違和感あり。これがリンパが腫れてるのとは違う、かつて経験したことのない意味不明な痛さ。思わずTwitter検索したら、かなり多くの人が「喉痛い」って言ってる。
そのうち鼻水ボーボー、咳出まくりで、ティッシュペーパーが一晩でなくなるハイペース。だるい、フラフラする、気力がない。
風邪での痛みならば「桔梗湯」飲むと変化があるのに何もない。こりゃなんかおかしいぞ？ってことで、「麻黄湯」飲むけど何も変化がない。あと、おかしなことに、風邪で喉が腫れると、煙草を吸ったら不味いし、沁みて痛い。だけど今回は、タバコが普通に吸える！
この辺りから「これは普通の風邪ではないズラ」と思い始め、レモンとペパミントの精油をガバガバ飲んだ。
それで２日間寝たんだけど、この間、全身の細胞がウニウニした気持ちわり〜感覚。でもこれ体内でわたしの完璧な免疫システムが全力で応戦してるんだな〜と思ったら、なんか感動しちゃったよ。
体内、ナノレベルの『乱』みたいなのを想像。華麗なフォーメーションを組んで立ち向かう我が免疫軍。ドカドカ言う馬の蹄の音、槍とか矢が飛び交う音なんかが聞こえたわよ。
こんな感じよ。がんばれ、我が身の免疫軍！！！
そしてゴボゴボ言う咳が止まらずで痰が出まくるのよ。
そのうち、アッタマいて〜〜〜〜〜〜〜〜〜！金属音してきた。もう、UFO来るのかと思うような。あまりに辛くて、UFOきたら迷わず乗り込んでやろう、この世界ともオサラバしたいぜ！と思った（けど来なかった）。
と思ったら、翌日左耳が聞こえなくなったのよ！（1日で治ったよ）
ハーーーーーーーーーーー！「耳鼻咽喉科」って言うけど、マジで耳と鼻と喉って繋がってるんだな！すげーな！って実感を得て感動したわよ。
そしてDNが甲斐甲斐しくもセルフUberとなって食べるものを買ってきてくれるんだけど、食欲ゼロな上に、
食べても味がわからん！！！（3日ぐらいかかったよ！）
味のない飯ってこーゆーことなのね〜！初めての体験！
てな訳で、吉野行きも最後まで危ぶまれたわけだが、しかも「這ってでも行く」という気力もないくせに、みるみる回復し、
しかも、前日の夜中、長々とメッセのやりとりが盛り上がってしまい、5:30に起きるはずがアラーム鳴らず（というより、マナーモードじゃなくて、音量をゼロにしていた俺のマヌケさ加減）、普通に考えたら爆睡のはずが、
どーゆーわけだかギリギリ間に合う時間に「一人で目がさめる」という神業発動で、無事に出発したってわけ。
帰ってからも、やな咳だけは残っていて、な〜んとなくだるい、という状態ではあるけど、「治ってからがダラダラ長いよ」と聞いていたので、まーこんなもんかなと、グデっと過ごしてはいたものの、
ようやくナウ、こうして文章書ける気力も出てきた。
この、な〜〜んにもできないナーコロの日々、本なんてとても読めないから何を見たかというと
『山口組三代目』🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣
これが豪華キャストすぎる上に、存外面白くて（正直、ちょっと泣いてしまった）、日本人なら誰しも決して嫌いじゃない「義理と人情」、映画としては傑作だと思う。
あまりに面白いから続編の『三代目襲名』まで見てしまったのよ。これもちょっと、わかっちゃいるけど泣いてしまった箇所アリ😆😆😆
山口組は三代目の時、戦後の混乱期に警察が機能しなくなって、体を張って国の治安維持に尽力してくれたことは事実なのよ。『仁義なき戦い』でも、同様に無法地帯と化した広島で、女子供がいたぶられているのを叩き斬るところからお話が始まるじゃん。そういう光景は日本中どこでもあったんだわ。
こんなことを言うとあれですけど、もし今後、日本が攻め込まれて同じような状態になった時、誰がこういうことをしてくれるんだろうか？イマドキの経済ヤクザとか半グレとかはどうする気なんだろ？ブレイキングダウンに出てくるような「悪い子」たちは戦うんじゃないかしら？なんて考えちゃうよ。
でも非常事態となった時、能書きばっか偉そーなことほざいてるしかないヤツって、実際クソの役にも立たないじゃん。。。。やるかやられるかの時、能書きで何が守れるのかって話。
そして「ヤクザ（昔ながらの）」と「サムライ」というものについてしみじみ考えたわ。思うところが大きいのよ。
「戦い」を生業とする人たちっていうか、戦わずにはいられない血をもった人たちっていうのは、律令制度ができた時代から存在していて、鎌倉時代には武士となり、近代においては軍人となったわけで。戦がなければ、この人たちはこの血を持て余してしまう。
そもそも「多様性」って、日本はめちゃ豊かな多様性を持っていたんじゃないかしら。キレイキレイな社会を良しとしたら、ヤクザ的な人たちの犯罪はむしろ悪質化してしまったわけよね。もはや仁義もへったくれもないわよ。
いや〜思うところが大きいわ。ヤクザを礼賛しているわけじゃないのよ。でも「血統と世の仕組み」というものについて考える時、「ダメな存在」なんてないんじゃないかってわたしは思うのよね。みんながサラリーマンだったらいいのかって、そんなわけないでしょう？
社会って、すべてのピースは密接に関連しているからね。単立の存在で「関係ない」なんてことはないのよ。
・・・・以上がナーコロ中に考えたことよ。
ではまた！
