節分の昨日は今年の磐活(磐座活動)始めに富士北麓へ。
今年も全国各地の素晴らしい岩の皆様に巡り会えますように。
今まで注目してなかったサイノカミ。実は富士周辺にでもたくさんいるんだってことを発見して喜んだり
山神社に大山祇のお札を返したり
そしてこれまでトライするたびに何故か「団体客で貸切」とか臨時休業とかで入れなかった、念願の「船津胎内樹型」にようやく行けたのよ。
胎内樹型とは
溶岩樹型は、富士山から流れてきた溶岩が樹木を囲んだまま固まり、木が鋳型として溶岩流の中に残ったものをいいます。縦型や横型、流木型など様々なタイプが見られますが、船津胎内樹型は横倒しになった複数本がつながってできた複合型で、規模や形状などから見て大変に貴重な溶岩樹型です。なお、周辺には大小100を超える溶岩樹型が点在しています。
河口湖フィールドセンターの敷地内にある船津胎内神社の中に入口があります。洞穴の側壁は肋骨状、天井は鍾乳石状になっていたり、流れ込んだ溶岩がうねったり奇妙なしわ模様をつくったりしていて、まるで人の胎内のようです。全長約70m、長いもので約20mの樹型が複数本組み合わさり、一帯で最大大規模の溶岩樹型です。 http://www.fkchannel.jp/fieldcenter/tainaijukei/
要するに、、、、
富士山がブワッと噴火した時に巨木が倒れた → その上に溶岩流れた → 熱くて木は焼けてなくなった → 木が型になって溶岩冷えた
そんな感じ。
その形がまるで「胎内」だよねってことで、江戸時代なんかの「富士講」の人たちの信仰の場だったってことなの。
何にでも神を見いだす日本の人の心って最高に好きだわ。そんな心は明治維新でぶっ潰されてしまったの。そしてそーゆーのを「迷信」だと言って鼻で笑うことが「理性的な人間」かのように勘違いしているのが現代まで続いているのよ。
むしろ昔の人は、理屈じゃなくて体でわかっていた、その恩恵を。
この絵でも興味深い描写がされていて、わたしが特に注目したのはこれ。
天井の溶岩を伝って滴ってくる水を飲んでいる。
これは母のおっぱいを飲むユーモラスな描写の意味もあるでしょうし、でも実際「岩から出る水に力がある」ってことを示してもいる。
そしてこのように岩から出る水がいわば「御神水」とされていたことは、長崎の隠れキリシタンと柱状節理の話でもレポートしたし、いうまでもなく日本全国なにがしかのスゲー「何か」が感じられたものだから尊ばれてきたのよ。「岩清水八幡宮」っていう名前を考えただけでもピンとくるはず。
そんなわけで、頭上注意だからヘルメットも用意されている神社の奥底へ、レッツゴーよ。
この穴の奥に進むのよ。
いきなり、せ、、、狭い!!!!すでに侵入段階でここに頭ぶつけるヤツいると見た😂
入ってすぐ、導入部の肋骨状エリアからしてすでに相当狭いのよ。写真ではわからないのが残念。
進路はこの真ん中の禁足地エリア手前の左手を下に降りて進む。
ああ、アントニオ・ガウディさん。あなた知ってたら絶対ここに来たかったでしょうね。あなたの目指した造形があるわよ。
わたしは富士山が「確かな生きもの」である証拠を見る思い。これはかつて赤々とした溶岩流だったわけよね。
奥の幣束があるところを見たら、確かにまん丸。木の太い枝があったのでしょうね。
そして、いよいよ、「母の胎内」。
大人なら四つん這いになって這い這いしないと進めないわ。
みて、小さなわたしでもこんな感じなの。自分が小さくて本当に良かったと思ったわ(笑)
受付のお姉さんは、翌日腿が筋肉痛になりますよと笑っていたけど、わたしに関してはそんなことは起きなかった。いつも言うけど、エネルギーが体内をちゃんと循環してたら、筋肉痛なんか起きようがないのよ。
そして最後、ここは本当に這い這いしてくぐり抜けて、奥に行くの。
あ〜、ホントだ、これまさに産道だと思ったし、ここを母の胎内と感じるのは特別な感性なんかじゃない、誰でもそう思うはずだわ。
それで、ふと、出産て、「お腹を痛めて産んだ子」って表現がなされるけど、「実際はお母さんより赤ちゃんの方が数倍辛いんだよ〜」てなことを、例の胎内記憶で有名なすみれちゃん(だっけ?)が言っていたのを思い出したりした。
そしてもと来た産道をまた戻り、「父の胎内」と名付けられているエリアを通って、地上に。
こんな穴から外に出てきて、なんだか本当に生まれ変わった感。
拡大可能ならこれ見てね!こういう全長になってるのよ。
富士山麓にはこんなようなのが、無数にあるに違いない。まだ発見されていないだけでね。
・・・・・・で、
こんな「生まれ変わり体験」のせいなのか、帰りに温泉入ったせいなのか、帰路道中ではものすごい眠気がやってきて、帰宅と同時に寝たいぐらいだった。
でも節分。打ち豆を買うのを忘れたからDNと「エア豆まき」(「福は内」だけ叫んで「鬼は外」って言わないの)をして、な〜んと9時には耐えきれず寝たの。
なんだけど、眠いという絵だけで疲れているわけではない、というチグハグな状態だったからか、スンゲーーーーーー眠いのに全然眠れないという異様な事態が発生してしまい、2時間ぐらいはウトウトしたものの、また起きて、しかし本を読むには眠すぎるというおかしな状態で1時間過ごし、結局2時過ぎに再度寝た。
今日も一日中眠くて、夕方から友達が来てご飯食べて乾燥松をいじり倒してるときは眠気が去ったけど、その後また異常な眠気がやってきた。(でもこの記事を書いてるの)
で、この眠気って、前にも感じたことあるぞ?と思ったら、
初めて出雲に行って、「命主社」というところに連れて行ってもらった時に得たとんでもないエネルギーを浴びた時と同じ状態だと気付いた。
ここね。そして「生命エネルギー」のグリッドができたのよ。
すげーわ富士山。てか溶岩。なんか超絶パワフルな磁力を持っているのだろうと見た。
あ、そうだ!
富士山といえば非常に気になったことが。
このクソ寒いのに、全然雪がなかったのよ。あなた、裏日本では寒波がたい〜へんなことになっているというのに、おかしいじゃないの!
や、馴染みのない方には雪があるように思うかもだけど、こんなのこの時期の富士山の積雪量としてはあり得ない。山頂に地肌が見えるなんて!!
雪降ってもすぐ溶けてるんだと思う。つまり、富士山が熱いのよ、物理的に。
御殿場に住んでるさっちゃんから「雪ないよ」と聞いてはいたけど、この目で見ると異様だった。
決してこのエリアが暖かいわけじゃないのよ。
下界では、ほら。
ちょっとね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
富士山に異変が起きていることは確かだと思うわ。冬だから雪の量という視覚でわかるけど、春以降は目に見えないわよね。。。
いや〜〜〜〜〜〜、ちょっとね〜。
要するに、我々はいろいろと覚悟しなきゃいけないとは思うわ。
覚悟が決まれば、むしろ生きやすい。無事に暮らせている時間をどのように過ごすかということだけが大切なのよ。
まあ、だからこういうワークショップをやるわけなんだけどね。ガタガタ言ってる時間だけのはもったいないんだってことに気づくべきなのよ。
恵方巻き食って満足してる場合じゃないのよ。
ではまた!