ツインピークスの話
ばっかしになったらやばいと思って書くのを自粛していたが、やっぱねー、これは絶対に見るべきだよ。
わたしは見終わってしまった。The Returns
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いくつかのシーンで、わたしは泣いた。もちろん感動して。
それでねー、この作品は、作品それ自体がデイヴィッド・リンチからのメッセージであることはもちろんなんだけど、
The Returnsでは、なうというこの時代、もっとも大切なことを「ちょっといかれたドクター・アンプ(ジャコビー)のラジオ放送」に言わせてる、と思った。
もちろん、ジャコビーの放送なんか誰も真剣に聞いちゃいない。
聴いているのは本当に純真なネイディーンだけ。
というところもミソ。
けれども言っていることは、まさに真実だ。曰く、
要するに、我々人間はクソのようなシステムによって欺かれ、利益を剥奪され、盲目になっている。
グローバル巨大企業の闇。
真実に気づかない人々。。。。
要するに、今この世界はクソだ。目を覚ませ。立ち上がれ。
(なう、ジャコビーのセリフについてググっても、ろくな言及がされていないことから、多くの視聴者は、これがリンチの本当に言いたいことだとは受け止めていないんだろう)
それでジャコビーは金のシャベルを売っている。

このシャベルは何かというと、
目覚めてクソから抜け出すシャベル。
リンチは鬼才だが、めっちゃいいヤツだ!と確信した。
ツインピークスのテーマを単純化して言うと
人間は世界を破滅に導く核というものを作り出し、その時「絶対悪」というものが地上に生まれた。
(したがって、今我々が生きている世界はもれなくブラックロッジである)
絶対善の象徴であるローラ・パーマーは絶対悪によって葬られてしまった。
そして強烈な力を持つ「邪悪なもの」は、弱い人間を宿り木として成長する。
弱い人間とは、自信のない人間、不安と恐怖に生きる人間(つまり、今生きている我々ほとんどの人類)。
しかし真実の愛の力を知っている(目覚めた)のはただ一人ネイディーンで、彼女は純真ゆえに未だかつて邪悪なものの宿り木にされたことがないが、
そんな彼女は世間ではただのキチガイ扱いされている。
てな具合。
人類は「火」を道具として手懐けることで発展してきたけれども、火が「原子力」になって「電気」になった時点で破滅の始まり、とも言える。
だけどそこに魂の待合室とか、パラレルワールドとか、宇宙計画とかチャネリングとかが絡んで走ってるから、多くの人には訳がわからない、という話。
・・・・まあ、わたしはキチガイ扱いされてもクソの世界に生きたくない。
と思う次第。
ごめん、見てない人にはイミフだよね。
またね!