親友が鎌倉に越してくる。それもマイ実家の近くに。
最近、、というのはここ数年の意味で、わたしはもうほとんどのことに驚かないというか、何が起きても「なるほどね〜」ぐらいにしか思わなくなっていて、マリアグリッドが生まれてからはさらに「サプライズ耐性」が強化されてしまったから、これも「そっかそっか」とやり過ごしそうになっていたけど
冷静に考えるとすんごいことだなと、今になって思った。
大学の同級である彼女は、東京が雑司が谷の生まれ育ちで、結婚後も「そっちの方」に住んでいる。
鎌倉には時々遊びに来たり、わたしの作業を手伝ってもらったりもしていたけど、その場所を動くなんていうことは一切考えもつかない、一生「そっちの方」で暮らし生涯を閉じるのが当然というか、それが彼女の規定の人生で、繰り返すけど、そっちの方を引き払ってどっか行く、なんていうことは本人も、当然わたしも1ナノミクロンほども考えに浮かんだことすらなかった。
要するに「彼女=雑司が谷の人」。以上。という感じだ。
それが5月の半ばごろかなー
「鎌倉に越そうかと思ってさー」と言われて、
多少驚きはしたものの、でも鎌倉って外から見るイメージと実際の暮らしはまるで違うし、それに不動産事情っていうのが、その、、、「敏感な人」にとっては非常に厄介なところで、まあ、越したいと思ったとはいえ頓挫することもあるだろうし、「とにかく不動産見まくったほうがいいよ」と各地区のエリア特性などを教えたりしていたわけだが、あっという間に
「決まったわ」となって、
それが北鎌倉。
うちの実家から徒歩5分。
次に、またあっという間に「なんかいい感じの家があったから買った」と言われて、どこかと思えば
マイ実家から徒歩1分。超絶至近距離。
まじかよ。
「親が住んでもいいと思ってさー」とのことで、あー、それはいいアイディア!
でもこの時点でもすごいなあとは思うものの、わたしは何かが麻痺してるから、「そっか〜」ぐらいで、
わずか1ヶ月の間に、引越し決意して、賃貸みつけて、家売って、さらに家買った、という
なんだかすんごいイベントを連続して片付けた彼女一家すげーな、という、そっちの方に驚嘆していたわけだが、
なんか今になって、
わたしが生まれ育った家の近くにヤツが住んでいる状態
というのを、あの大学のキャンパスでたむろしていたバカ丸出しだった日々の光景まで遡ったら
嘘だろ????
としか思えない、という実感が湧いた。
なんだそれ。
だってさー、日本て結構広いよ?
しかも鎌倉だってミニミニ都市とはいえ、広いわけだ。
なんで、そこ?
みたいな至近距離に、とにかく、彼女はやってくる。
面白いもんだな〜、と最近しみじみしている。
しかも今、彼女は母親を連れて、買った家を見に来ているらしく、駅からの一本道を歩いてたら
我が母・冨士子にばったんこ!
の速報が来た。
OBAHAN MEETS OBAHAN
MOTHER MEETS MOTHER
ある意味、マリアグリッドの配置と同じ。
よっぽどご縁があるのだろう。
ご縁っておもしろいよね〜
人と人はなんていうか、それだけでグリッドなんだよなあ。
(結構深いこと言ってます)
ほなまた。