何やら見ていたら、確か「12歳までに神話を学ばなかった民族は100年後に滅びる」というような一文に出くわしまして。
さもありなん。俺ら世代は神話なんかまともに習ったことがない。
、、、、と思いましたが、ま、神話を学んだ民族であろうとなかろうと、人類自体が滅びそうな今となってはどうなんや?と一人ツッコミを入れたくもなる今日この頃。
でもね、「50歳からの日本神話」もオツなものですよ。やっぱし学ぶ意味がある。12歳のアタマとは違いますから、いろんな角度から見ることができますよ。
たしかに、12歳までに民族神話を学べば、自国に誇りを持てるようになるかもしれない。
けれど、オバハンになれば、自国以外の神話も学べるわけで、そこに横たわる共通点、「あれ?それどっかで聞いた話じゃね?」という神話のプラットフォームに気づいたり、
あれ?その国のその神って、俺の国のこの神と同一人物じゃね?
あれ?その国とこの国と俺の国、もしかして同じルーツじゃね?
あれ?もしかして、ひょっとして、そもそも世界ってたったひとつだったんじゃね?
という究極のところに到達してしまったりするわけでございます。
そーすると何が起きるか。全て知ることによって何が起きるか。
「国」とか「信教」みたいな概念を盾に争うことがいかにバカバカしいか、気づいてしまうことになる。
実は世界は同じひとつのプラットフォームの上に存在していたんじゃないの?それが分かれに分かれて、今に至ってるんじゃないの?
そんなような至極あたりまえの「人類意識」に辿り着いてしまう。それを目覚めと言ってもいいんじゃないでしょうか。
だから逆に伏せられている。「国」みたいな小さく区分されたエリア内でのみ有効な「歴史」だけを見るようにされている。そして争うように仕向けられている。
それゆえ「知ること」それも「深く知ること」は有効な武器になり知恵になる。
そんな風に、わたしは考えてます。
今日は原爆が投下された日で、わたしは映画を観に行った。
どんな映画かはこちらを見てください。
https://www.anemo.co.jp/movienews/newmovie/finalaccount_02-20220622/
前にも言及しているけど、わたしはヒトラー関連の上質なドキュメンタリーは可能な限りのほとんどを見ている。彼のしたことは世界中に知られているけれど、わたしが知りたいのは、「人間の心理」です。
あのような状況下にあって、人々はどういう心理でいたのだろう。
それは「被害者としてのユダヤ人」だけでなく、ヒトラーを熱狂的に支持していた「一般的なドイツ市民」、志願して入隊した「ナチ党員」、戦後裁かれた「実行者」、ドイツ軍の侵攻を受けたフランスほか各国々、同盟国、あらゆる角度で、「人はどういう心理でいたのだろう」ということに興味がある。
「戦争が終わると、大抵の人はこう言うんだ。1・“私は知らなかった”、2・“私は関わっていない”、3・“もし知っていたら絶対に違う反応をしていた”」
見て。勇ましい軍服の人たちだけじゃないんだよね。
おばちゃんたちも、きゃっきゃしてたんだよ、当時はね。
これを後から「洗脳されてたから」だけで済ませるのはどうなんだろか。
で、「こんなことは遠く離れたどっかの国で繰り広げられた昔のこと」ではないし、ヒトラー一人が悪いのか?命令を実行した人は悪くないのか?
その辺は確実よーーーーーーーーーーーーーく考える必要があるわけで。
戦争反対って言ってりゃ戦争にならないわけではないんです。なぜなら我々は望んでなくても戦争は作られてしまうから。
どうするの?
あなた、命令が出たら従うんですか?例えば密告の奨励とか。
自分が生き抜くためになら、それ、ホイホイやるんですかね。
今そんなこと言われたらほとんどの人は「え〜、、、」ってなる。
でも、ほとんどの人がやるんだろうなとわたしは見ている。
命令でも強制でもないのに、マスクしてお注射しちゃう人がこんだけいる事実が雄弁に物語ってる。
マスク程度のことで、「本当はやだけど人の目が気になる」ような人が、さらにひどい状況下で正気を保てるとはわたしには到底思えませんね。
非常時になったら、その人の人生哲学が顔を出す。間違いなく。
そして後から「知らなかった」と言うんだよ。
・・・・ということも含めて、「無知っていうのは罪」で、「考えが及ばない」ってことはそれ自体大罪だと思います。
わたしたちにとっての現実的問題とは、政局について詳しくなることでも、裏の動きについて知ったかぶるでもなく、究極の想定において「あんたどうするの?」という一点のみだと思うなり。
では〜!