『金鱗の鰓を取り置く術』。
たびたび言及していますが、この本を手に取ったことがなければ何のことだかわかる由もなく。またこのあまりにも深遠な世界は、わたしごときの一介のバカを通して要約されるべきものではなく、また要約を知ったからといって何の意味をもたらすものでもなく。
さりとてこの本はもう入手が不可能となれば、、、、、と考えて、禁じ手かもしれませんが、冒頭のみ少しだけ読んでみようかなと思いつきました。(聖書ぐらい厚いので、とても全篇なんて無理だから)
そして、気が向いた時にしかやれません。
そもそも本を読むということは「音読」が正しいわけでして、自分自身にとってもちゃっちゃ読み進めたい気持ちは置いといて、ほんの少しだけ、どなたかに聴いていただければと思った次第。
もちろん、読み方はヘタクソだし、噛んだりつっかえたりします。滑舌も悪いし、その辺を通る車の音とか風の音なんかも入りまくります。
でも、そこじゃなくて、書かれている内容について、脳みそフルパワーで考えてみてください。
すげーから。
とにかくすげーから、この冒頭からしてすげーから。
初回は「時間」と「空間」について、「神話」と「歴史」が示唆されています。きっと目から鱗が落ちると思います。わたしは、心震えました。
笠井叡先生。わたしの中で人間国宝です。世界遺産です。むしろ、神話です。