「夢は夜ひらく」シリーズの、まずはトートバッグに着手した。
ようやくって感じ。
こんなもん構想は3月の時点でできてたけど、
そしてデザインはディレクションだけして、実作業はデザイナーに、と考えていたけど
いつまでたっても進まないのでもう待つのもアホらしく、自分でやることにした。
だけど脳内にあるイメージを具現化するのってね、本当に難しいわ。
あれもこれもアイディアが出てくるから、ひと通りラフ案にしては、「やっぱ違う」。
そんな時、まじまじと思う。
かーーーーーーーーーーーーーーーー!
センスねえな、俺!
と。
いや、つくづく感じる。自分センスないって。
それにイラレのスキルも最低限しかない。
そのくせ、仕上がりだけは自分の気に入るようじゃないと絶対満足できないから厄介だ。
でも、だからって、なに?
センスないからやたら時間がかかるだけで、ま、ガタガタ言いながらジリジリやってりゃ、いずれ出来上がるんだよ。
センスないとつくづく思い知ることってすごく大事だな、とも思う。
ないんだから、納得するまでやろうって思うもんね。
昔の自分だったら投げ出してた。
「あたし、センスないから」(そもそも無理。できない)って。
今は、「まーいいじゃん、なんとかカタチにはなるよ」って思う。
ジリジリしないで「パッとできるレベル」のことだけやってたら、いつまでたってもしょーもない、ってわかってる。
それにさー、こうも思う。
あたしにそんだけセンス(わたしが求めるレベルのクオリティ)があったら、
わたし今ごろグラフィックデザイナーとして活躍してるよって。
でも、実際、そうじゃないんだから。
だったら仕方ないじゃん、何度もやり直しても。
何パターン作ろうとも、別にいいじゃん。
しかもこの、デザイン作業に入るまでに、印刷見積もりの各社比較とか、そーゆーのもクソめんどくさい。
A社だと金額はいいけど、印刷可能範囲が小さい、とか、
B社だとシルクスクリーンは2色までだとか、
もー、あれやこれやの条件違いのコトガラの把握。。。
はっきり言って一切楽しくない。めんどくさくて気が狂いそう。
からの決定。
でも、やった。やってやった。
しみじみ思う。
今わたしはまさに、星の王子様に出てくる
自分で命令して自分で実行するあの王様。
星にある全ての電気をつけて、全ての電気を消すおっさん。
「好きなことをやるためには、好きじゃないこともしなきゃいけないんだよ」
とは、星の王子様には出てこないセリフだけど、でも真理だと思う。
ま、当分ジリジリが続くでしょう。
ほなまた。